昨年2019年の私の年収は、労働者として勤務して初めて1000万円に達しました。20代の頃から憧れ?のようなものを抱いていた水準に達したわけだから、源泉徴収票を見て感慨深いものがありました。
私は色々あって20代後半から労働者人生をスタートしているのですが、新卒時代は400万円程からスタートして、ちょうど10年で1000万円になりました。
現在基本給が800万円+ボーナスが年間200万円前後を基準年収として会社から提示されているので、今後も若干の増減はあれど1000万円前後をうろつくでしょう。
会社が存続する限り、今の年収が大きく崩れることは無い。
到達して実感する年収1000万円の庶民性
さて、雑誌とか見ていると「年収1000万円」というのはセレブのような印象を与えるものが多いですが、実際に労働者として年収1000万円に到達している人は気づいているはずです。
完全に庶民やがな( ゚Д゚)
基本給65万円程度から、税金とか家賃とか色々引かれると40万円ぐらいしか入金されない。
私の場合さらに10万円を積立投資しているので、毎月の生活費として銀行口座に振り込まれる金額は30万円を下回ります。
10万円は投資(貯金)なので、税金の天引きとは意味合いが違いますが、この10万円があっても無くても大して変わらない。
雑誌とか読んでいると、車とか時計とか戸建てとか、「年収1000万円のハイクラスな生活」をイメージさせるような内容が描かれているが、そんなもんに手を出したら一気に文無しだよ(笑)
切りのいい数字だし、若者が目指すにはちょうどいい目標だし、実際到達して浮かれている人に「セレブと勘違い」させて搾取できる。

実際同僚を見ていても、お小遣い制で大して金持ってないし、家のローンの不安抱えているし、全然セレブ感無いよ
セレブ労働者は年収1500万円から
私の上司がバブル期に大きく年収を上げ、その水準のままずっとベースアップをされているので、現在1500万円ほど貰っています。
彼曰く、年収1000万円では税金を引かれると庶民的な金額しか残らないが、1300万円ぐらいを超えると、急激に手元に残る金額が増えるそうです。

そんなこと部下に自慢するなよな(笑)
しかし私が勤務する会社では年収1500万円を貰える人は限られています。所長になっても普通ではそんなには貰えない。
過去にものすごいブーストを経験して、基準額を大幅に上げた人が所長にならない限り、到達できない水準です。
恐らく年収1500万円が欲しいと思えば、支店長クラスまで昇りつめるか、さらに給与水準の高い企業に転職するしかない。
私は自身の能力的に、どちらも無理だと感じています。
まだ30代後半なので、ここから年2%程度の年収微増を繰り返し、定年までに1200万円ぐらいまで到達できればいい方でしょう。
〇〇も△△もではなく、〇〇か△△か
私はあまり物欲が無いので、今の収入でたくさん貯金が出来ていますが、ちょっとでも気持ちが緩めばすぐ貯金が出来ない生活に突入します。
年収1000万円で妻子持ちで、ご自身か奥さんが「セレブだと勘違い」してしまうと、一気に崩れ落ちます。
車も家も教育も、全部に趣向を凝らした生活をして、さらに蓄えもしっかりできるレベルでは無いですよ。
年収1000万円程度の労働者であれば、「車も家も」ではなく、「車か家か」という何か一つぐらいに限定してリッチ気分を味わうのが限界です。
どれか一つぐらいなら、私の年収でもなんとかなりそうです。私の場合、子への教育かな。これはいくらかかってもいい。

夢が無いけど、年収1000万円の労働者なんてこんなものだ
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