コロナウィルスの脅威から先週より下げていた米国株ですが、蓋を開けてみると数日で戻しています。一週間でウィルスによって何か経済的な打撃があって、一週間でそれが払拭されたのでしょうか。
結局理由なんか後付けで、急ピッチで上がりすぎていた分を少し調整したというところでしょう
米国市場は下落待ちをしていると買うタイミングがなくなる
米国株に投資をしたいと思っているけど、最高値を更新し続けている米国株を今買うのが怖いという人、今回の下落で少しは買えたでしょうか。
二日前ぐらいに上手く買えた人は直近ではいいタイミングでしたけど、なかなかそんないいタイミングにピタリと買えるものではありません。
※バンガード社より
S&P500ETF(VOO)の5年チャートです。直近では2018年末~2019年の初めに「買い場」と思われるときがありましたが、あの時急落しているアップルやマイクロソフトを買えた人はどれぐらいいたでしょうか。
その他のタイミングを見てみると、少なくともこの5年間は「絶好の買い場」は上記のタイミング以外ありません。それどころかこの5年間はいつどのタイミングで買っても利益が出ているのが現状です。
下落待ちをしていた人はいつまで経っても買えず、定期的に資金を投入していた人に比べたら大きく差を開けられています。
凡人に短期的な上下は予想できない
世界中に巣くう魑魅魍魎たちを出し抜いて、極東の一個人が市場の裏をかいて自分だけより大きな利益を得ようとすることに無理がある。それよりも凡人であることを素直に認め、資産の一定額をVOOに投資し続けたほうがいい。
もちろん自信がある人は下落待ちでも短期売買でもどんどんチャレンジしたらいい
とにかく続けること。そしてVOOは売らないこと。下落時に不安になっても無理に買い増しなんかしなくていいから、とにかく一旦株価を見ないようにしてでも放置すること。それでも気になって生活に影響が出るようなら、資産に対して投資額が大きすぎなのです。
極端な例ですがVOOに1万円投資して、それが半値になってもマイナス5000円です。嬉しくは無いけど別に気にならないでしょう。それが10万円なら?100万円なら?と考えていくと、自分の許容範囲が理解できると思います。
正直今の私は100万円ぐらいマイナスになっても全く気になりません。
今の感覚的には300万円ぐらいからかな…ドキッとする値動きは
凡人労働者こそ投資する
能力があって自分でお金をどんどん生み出せる人は何をしていてもいいんです。仕事をどんどん作り、お金を生み出せるから。
しかし私のような雇われ労働者だと、自分でお金を生み出すことが出来ない。だからこそ労働で得たお金をしっかりと貯め、それを投資に回して「人が生み出す利益を享受」する必要があります。
自身で仕事を作り、お金を生み出す力が無くても、労働資本を使って得たお金を投資に回すだけで労働以外でお金を生み出すことが出来るようになる。資本主義って本当にありがたい。能力が無くても資本家になれるのだから。
凡人労働者こそ、懸命に働き、節約し、投資をするのです
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