子供が3歳で同い年だということもあり、最近妻が仲良くしている知人の女性が先日離婚を致しました。今や数組に一組が離婚をする時代です。特に不思議ではないでしょう。
私も何度もお会いしている女性ですが、見た目も喋りも快活で、決断もものすごく早い。話が次々と展開していくのでついていくのが大変なほどです。
快活というより一方的か(笑)
そんな方なので、もはや事後報告レベルで「あ、そういえば先日離婚したんだ」と切り出されてこちらが「えっ!」と反応が遅くなる状況でした。
子供へのDV未遂で一発退場
以前から強烈な夫婦喧嘩は多々あったようで、夫の方があまり理論的に物事を話せないためすぐ手が出てしまうタイプだったようです。
妻に対しての暴力だけであれば子供のために我慢しようと思っていたようですが、ある日妻に向けた回し蹴り(すげー光景だな)が子供(3歳児)の頬をかすめてしまう事故が起こり、その瞬間に離婚を決意したそうです。
そして決断の早い彼女です。すぐさま財布と子供を連れて家を飛び出し、警察に連絡して保護を求め、警察の仲介により残りの必要な荷物を持ち出したようです。
計画してたかのような手際の良さですね
経済力のあるなしで選択肢が変わる
さてここまでであればよくあるような話(あってはいけないのだが)ですが、この夫婦の場合、実は妻の方が非常に収入が高く夫の方が日本人労働者の平均以下という関係になっていました。
知人の女性は米国の超一流企業(誰でも知っているというか米国株で取り上げられまくる会社)の社員で、年収は軽く1000万を超えています。保護してもらった施設からも、「奥様にこれだけの収入があるのであれば、離婚は問題無いでしょう」と言われたようです。
女性自身に収入もあり子供も「パパとは暮らしたくない」と言っている。もはや何も遮るものがありませんよね。その日より警察と弁護士の介入の下、離婚に向けた準備をスタートしたようです。
むしろ離婚をしたくないのは夫側。そりゃ少々口うるさくても年収1000万円稼ぎ出してくれる妻と別れるのはもったいないと思うかもな。
散々ごねていたようですが、言い逃れできないDVの事実があるため、むしろ被害届を出されたら逮捕されることを突きつけられ、抵抗する術も無かったようです。
生活の基盤は経済力
愛も大事ですが、やはり生活の基盤は経済力です。それがあってこそ成り立つ生活だし、彼女のようにトラブルに見舞われた場合に取りえる選択肢が変わってくる。
ふと以前大学の友人から離婚をしたいと愚痴を言われたことを思い出しました。彼女の場合は妻に経済力、仕事で大きなお金を稼ぎ出す力が無いまま結婚しているので、結局愚痴を言いながらもいまだに夫婦として続いています。
もし今回の女性に経済力が無ければ、3歳児への暴力は「未遂」だったため、もう少し様子を見よう…と決断は変わっていたかもしれません。
お金だけが全てではないが、お金があるということは選択肢の幅が広がります。トラブルへの抵抗力も高まります。
きれいごとだけでは生きていけないんだよ
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