発言を刺激的にしていつも注目を集めている堀江貴文さんですが、私は彼の言うことは大体賛成です。ただみんながみんな彼のように頭がいいわけではないので、同じことを真似するのは難しいとは思います。
ホリエモン、手取り14万円“日本終わってる”の声に「お前がおわってんだよ」
ホリエモン」こと実業家の堀江貴文氏(46)が7日、ツイッターを更新。ネット掲示板上で、月給の少なさを嘆き「日本終わってますよね?」などとつづった投稿に共感の声が寄せられているというニュースに反応した。
記事によると、投稿者は東京都内の某企業に12年間勤務しているにもかかわらず、手取りの月給がわずか14万円だといい、「日本終わってますよね?」などと訴えた。この投稿には共感するコメントが相次いだというが、堀江氏はこの話題を伝えた記事を引用し「日本がおわってんじゃなくて『お前』がおわってんだよwww」とつぶやいた。
※サンスポより引用
彼のような天才からすると、ぶつぶつ言って行動しない一般人はバカに見えて仕方がないんでしょうね。
労働者と雇用者の関係
さて、問題となっている都内で12年間働いて手取りが月給14万円で、「日本が終わっている」とつぶやいている労働者ですが、確かにあまりにも酷い給料で雇われていますね。手取り14万ということは額面20万円弱でしょうか。都内で手取り14万円だとどうやって生活しているのでしょう。
私は凡人なので、堀江氏のように「お前が終わってんだよwww」とはさすがに言いませんが、「雇用者とその金額で合意して労働しているんだから仕方ないでしょう」と言いたくなりますね。
”月給50万円”と言われていざ働いたら色んな理由をつけて20万円しか支払われなかったのであれば、「それは詐欺だ…終わってますねその会社」と思いますが、12年も働いたのならその会社がどういうものか分かっているでしょう。”騙された”わけではないはずです。
労働者というのは雇用者と条件をすり合わせて契約し、依頼された仕事を完遂することで契約に沿った金額を報酬として受け取る人間です。奴隷のように無理やり働かされているわけではなく、「この仕事をしてくれたらいくら払うよ」という契約の下働いています。
仕事したての1年目ならまだしも、12年も働いていてその事実に気づかず、「日本終わっているね」と言っているのであれば相当厳しいです。そういう人はこれからの時代どんどん搾取されていくだけです。
労働者として働くということ
上述した通り、労働者は雇用者より「この報酬でこの仕事をしてね」と依頼され、自身が受け入れた場合に限り労働するわけです。強制労働ではない。
日本人の仕事のスタイルはどうしても「企業に属する」という感覚に陥ってしまうため、「”私の企業”は終わっている」なんてことを言ってしまいがちですが、その企業から労働を依頼され働くことを選択しているのは自分自身です。
例えば飲食店のアルバイトで皿洗い時給850円と書いてあり、「ああ、皿洗いを1時間したら850円貰えるのか。今は月水金は暇だし皿洗うだけで1時間850円貰えるならいいかなー」と思い働くような感覚が、労働者の立場をよく理解できると思います。
日本の場合正社員労働者というものを複雑怪奇なものにしてしまっていますが、基本は”皿洗い1時間850円”と変わりありません。
嫌なら辞める選択肢が用意されているのが自由の国である日本です。生まれたときから親の仕事を世襲することが決まっている武家社会の時代とは違います。自分のことは自分で決めましょう。従ったのなら、受け入れましょう。
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