資本主義社会において労働力は商品である

仕事
スポンサーリンク

日本において正社員としてサラリーマンをしていると、ついつい「会社に所属している自分」と「自分個人」を混同してしまうことがありますが、会社に勤務していることで労働者の属性が変わることはありません。

一昔前であれば終身雇用制が保障されており、一流企業に勤めていれば自分も一緒に一流(今もそうかもしれませんね)になった気になれましたが、今や一流企業も平気でリストラする時代です。

キリンが早期退職を実施、過去最高益なのにリストラ着手の裏事情【スクープ】

 キリンホールディングス(HD)と傘下のキリンビールが45歳以上の社員を対象に早期退職の募集を行うことがダイヤモンド編集部の調べで分かった。

 10月1日から受付を開始し、希望者に面談を行い、11月末に確定する見込みだ。「今回の目的は、要するにバブル入社組の処理。50代でも部下を持たない人間が多く、明らかにターゲットは彼らだ」(キリンビール社員)と明かす。

 キリングループにとって早期退職の募集は今年に入って初めてではない。2月には、グループで医薬品事業を担う協和キリン(当時は協和発酵キリン)が生産部門を除く45歳以上の社員を対象に早期退職の募集を行い、296人が応募したばかりだった。

※DIAMOND ONLINE より引用

会社に所属(特に一流企業)して働くことは安定した給料や社会的信頼が得られるという大きなメリットがありますが、何らかの理由で辞めてしまえばただの人です。会社に頼りすぎた生き方をしていると、万が一の時に本当に何もできない自分に気づくはずです。

私もそうです。今会社を首になったら正直何もできない。何でもいいからとにかく雇ってくれる雇用主を探すことになるでしょう。

うちの会社も今は好調ですが、外資なのでヘッドカウントを減らすと米国本国が決めたら、訴訟上等で無理やりにでも減らしにかかりますからね(過去に実例有)。今の時代、そういうことはいつでも起こりえると考えておいたほうがいいですね。

労働者として価値を高める

万が一の時にも次の雇い主がある程度付加価値を付けて雇ってくれるよう、労働者としての価値を高めるのも一つです。資本主義社会では労働力は商品です。あなたの労働力はいくらで売れますか?価値を高められるのは何も資格だけではありません。

  • 体力、筋力がある
  • PC操作が得意
  • 外国語が話せる
  • 美人(重要)

雇用主にとって欲しいスキルが備わっていれば、その他の人よりは高く買ってくれるでしょう。

いま生きる階級論を読んだ

なぜこんなことを書いているかというと、先日佐藤優氏の「いま生きる階級論」を読んだからです。

 

hachi
hachi

影響されやすいのです( ;∀;)

佐藤優氏は知識の幅が本当に広く、政治、経済、労働など、あらゆるジャンルの本を出版しています。この本を読んで、日ごろから自分が抱いている「労働者と資本家(雇用主)」というイメージがはっきりと定着した気がします。

やはり労働者は自分自身が労働者であることを自覚し、そのメリットを最大限享受するとともに、資本家側に回る術を考えなくてはいけないと感じます。

多くの日本人は労働者として働くことが「普通の生き方」と感じているかもしれないが、それは資本家に自分の人生をかけて労働力を商品として売り、代わりに賃金を得ているということを理解する必要がある。

hachi
hachi

労働者が悪いというわけではなく、資本主義社会の仕組みを知るべきですね。

気になる方は読んでみてください。安いし小さいのですぐ読めますよ。さて、今週の労働もお疲れさまでした。

労働者には生活するための賃金、体力を回復するための一定休息も与えられます by 佐藤 優氏

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

仕事
スポンサーリンク
hachiをフォローする

コメント