残業が減らない理由

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私は現在営業職ですが、昨年まで本社勤務をしておりました。本社ではタイムカードが存在していたのでさすがに働かせ放題とは言えませんが、実際定時で帰れることはまずありませんでした。

ちなみに現在の営業職はでは”みなし労働制”という名の下、残業代0にて働かせ放題となっております。結局どっちも似たようなものです。

みなし労働時間制(みなしろうどうじかんせい)とは、労働基準法において、その日の実際の労働時間にかかわらず、その日はあらかじめ定めておいた時間労働したものとみなす制度である。

※ウィキペディアより引用

終日行われた働き方改革会議

これは私が本社勤務時代に経験したものですが、ある日突然人事部長から「働き方改革について本社で働く人々が、どうやってワークライフバランスを達成させるか、いきいきと働けるか、残業しないで仕事の効率を高めていけるか知恵を出し合ってほしいので、終日空けておいてください」とメールが飛んできました。

みんなが定時で帰れなくてしぶしぶ残業しているなか、終日働き方改革会議だと?(笑) もはやみんな失笑ですが、そこは労働者なので、会社の命令には従わなくてはいけません。

参加したらお決まりのフリップチャート、ポストイット、マジックペンが用意されており、部署ごとにグループワークを終日行い、どうやって働き方改革を実現させるかを発表する形式でした。

スリーエムのポストイットとかフリップチャートって、ある一定の割合でこういう無駄な会議で消費されている気がしてきました(笑) もうね、実現させるアイデアが無いととりあえずワークショップという安易な発想やめませんか

人事部長が見守る中、特に奇抜なアイデアを持っている人も無く(たとえ持っていてもあまりにも批判的だと角が立つから誰も言わない)、当たり障りのない発表を行いその日1日が消えていきました。

その会議のあとみんな何したかって?終電近くまで残業だよ!(笑)

どうしたら残業を減らせるかという会議を夜7時からするパートナー企業

さて、以前も登場したパートナー企業の話です。

”有休消化して会議に参加してくるパートナー企業社員について”

この会社は本当に昔ながらの体育会系企業で、労働環境は相当厳しいものがあります。しかし給料がめちゃくちゃいいので離職率は高くないから、やはりブラック企業というのは安い給料と労働環境が悪いことが重なって初めて”ブラック”となるのでしょうね。

この会社のネタみたいな会議が、「どうしたら残業が無くなるか検討する会」を、月2回実施しているらしく、そのスタート時間が19時からだそうです。

しかも毎回特に議題も無く、延々と話して結論も出ず、今後も頑張っていきましょうと締めくくるだけの無駄なものだそうです。19時スタートにしているので、部長の指示により”非公式会議”扱いになっているとのこと。

そもそも部長の指示で集まって部長の指示で”非公式会議”になって残業代つけさせないって、もはや無茶苦茶な理論でしょう(笑)

結論

会社も悪いけど、社員も悪いんですよ(笑)それぞれの部署で何を行ったか、どのように改善したかを毎年報告させて、それに伴って昇給、昇格を決めるシステムだと、どうしたって”集まりましょう。フリップチャートに書きましょう”と目に見えないものを可視化する必要があります。

会社がそれを本当に望んでいるかどうかは微妙なところですが、社員の方が忖度してたくさんの会議をスタートしてしまいます。

どれだけ制度を作ろうと、仕事が減ることはありませんよ。増える一方です。だから若いうちに資産を貯めて、いつ辞めてもいい態勢を整えておかなければいけません。そうしないと、大切な人生、くだらない会議で多くの時間を奪われていきますよ。

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