リスク資産を保有している方にとって、この3週間は最悪だったのではないでしょうか。逆に現金比率が高め、もしくは3月頭に損切できた方にとっては最高の展開ですね。
私はというと、完全なるアホールドを決め込んでいるためもろに被弾いたしました。2月末には6000万円あった資産が、4500万円まで下がっております。
3週間で1500万円だよ。5年ぐらい働いてようやく手元に残るお金が1500万円ぐらいだ。私の5年分の労働力が消えたわけだ。
暴落は買い増しのチャンス♪なんていうのは大して株を持っていないか、現金比率が高い人が言うもんだ。それなりに投資していたら本当に暴落したら怖いだろう。今回身をもって学んだ。
大切な資産が減ったことは素直に認めよう
永久保有を謳っていても3月頭に大胆に損切りしている人もいるなか、「売るんだー。俺は売らないって決めてるからなー」と高をくくって、その後の暴落をもろに被弾したわけです。
選択肢として売り抜けることは十分にできた。そのタイミングで売ると含み益に多くの税金がかかったが、それでも今より800万円は多く資産が残ったし、何より現金(特に円)が手元にある安心感があった。その手元にある現金でいつ参入するか、ワクワクして市場を見ることが出来ただろう。
タラレバは禁物だが、目の前にその選択肢があったことは素直に反省しよう
現金比率の重要性
それでも私の場合、嗅覚というか博才というか、そういったものに全く自信が無い。今まで買ったり売ったりを繰り返したが、ことごとく外してきた。だから米国の大企業を中心とした名柄を長期保有することにし、その後はVOO、VYMの比率を高めている。
臨機応変な売買は自信が無いが、今回の暴落で現金比率がとても重要だと考えさせられた。
いや、もう昔から言われ続けてるから(笑)文字で読むのと実際に経験するのは全く違うんだな。
私は常に400~500万円ぐらい投資待機資金として持っていたが、それ以上貯まってくるとつい投資したくなり、50~60万円ぐらい何かを買っていた。
日常生活で節約してコツコツ貯めて、定期的に買っているわけだからその行為に間違いは無かったと今でも思っている。
しかしそれを繰り返しているうちに、どんどん株式資産の額が大きくなっていて、気が付けば6000万円になっていた。
2000万円ほどであれば400~500万円も2~3割の現金比率に値するが、6000万円に対しては1割にもならない。
そして市場が急落して1500万円吹っ飛んで気づくわけだ。「手元に400万円あるが、全額投入したとしても焼け石に水だ…」と。
投資の先人の言うことはちゃんと聞こう
投資方針に変更は無いが、投資方針を変更していいという方針を追記しよう
米国株は売らないという投資方針は今後も継続します。被弾した後に今更ごちゃごちゃ言っても変わらない。
しかし、自身のスタイルに「米国株は売らないという投資方針は継続するが、投資方針を変更してもいいという方針を追加」します。
とんちみたいな言い方ですが、今回の暴落で感じたことは、投資には理念や方針が必要だが、「明らかな異常時」なら投資方針を変更してもいいだろう。別に誰かと契約しているわけではない。
大切なお金を扱っているわけです。投資する目的はたった一つ、「お金持ちになるため」にやっているわけです。そんな大切なお金なのだから、投資方針を変更するのは何の問題も無い。市場が落ち着いたら、またいつものスタイルに戻せばいい。
今回の暴落をもろに被弾したことを反省しております。それは素直に認め、これからの投資に生かしていきます。
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