コロナウイルスの影響にて完全に自宅に引きこもっている管理人でございます。ここ一か月以上、家族以外の人間に会った記憶がありません。そしてあと一ヶ月はこんな生活が続く予定です。
ありがたいことに、今のところ給料を保障してくれているので、せっかく会社が社員と周辺の安全のために出してくれている自宅待機命令を遵守しています。
出かけるのは人気の少ない場所への散歩と、早朝のスーパーのみ。
24時間開いているスーパーのメリットってあまり感じなかったけど、今はすごくありがたい。朝6時とかに行ってしまえば、ほとんど人がいない。
コロナ後の仕事への影響
コロナウイルスがどのような形で収まっていくかは分かりません。しかしこの様子だと、ある日突然「もう安全ですよ!全力で経済を再開させましょう!」と言うことは難しいでしょうね。
ある程度様子を見ながら、段階的に動き出すことになりそうです。
そうなると、私のようなものを売り込む営業職は「優先順位が低い」部類に入ります。
メンテナンス系の仕事は定期的に入ってくるでしょうが、それは相手方にとって優先順位が高いことであって、会社側からしたら優先順位が低いです。
いや、もちろんメンテナンスは重要なのだが、営業は新規取ってなんぼで動いていますので。
我々営業職が動き出せるのは来年以降になるのではないかと思っています。
ちょっと恐れているのが、これだけ自粛しても一定の売り上げが確保できているのなら、「こんな数の社員要らなくない?」と会社が思い始めることです。
いや、もう気づいてしまったかもしれない。噂によると、事務所の閉鎖、営業車が使用されないことにより、恐ろしいレベルの諸経費が浮いているのだと。
遠方への出張に伴う交通宿泊費、社員への営業、残業手当の削減など、考えてみたらとんでもない金額が使われずに温存されているはずだ。
非対面を徹底して見えてくる業務の効率化
今回の極端な自粛生活において、新たな発見も多かったと思います。
私はオフィスに行くのが好きな方だったし、基本的に物事は対面で済ましたい人間でした。
しかし、今回「非対面生活」を徹底してみると、寂しい反面すごく効率がいいと感じ始めています。
Zoom会議が十分機能するんだよ
うちの会社の営業所単位(10人程度)であれば、全員の顔を映しながらでも十分に表情とかしぐさを認識できる。画面共有も簡単だし、何も不自由がない。
通常の会議ではありえないことだが、会議の様子を見に、東京本社から重役が飛び入り参加したりもする。それはそれで恐ろしいけど、可能なんですよね。
実施する前は、「Web会議なんて味気ないし、デメリットしかないだろう」と思っていましたが、そもそもデメリットなんか存在するのか?というレベルで快適です。
あるとすれば、私のような小さな子供を抱えている身としては、一人になれる場所の確保が難しいことぐらいでしょうか。
それはそれで、Web会議が前提になってきたら生活のあり方を考えるので、解消は可能です。
会議への参加のためだけに、わざわざ東京まで行くようなことは、もう必要ないのではないか。旅行気分で行くなら構わないが
効率化を突き詰めていくと、人員が減ることになる
効率化を突き詰めることは、短期的に見たら通勤時間や無意味な出張が減るなど、いいことばかりですが、あまりにもやりすぎると立場の弱い労働者にとっては恐ろしい現実が待っています。
経営者側から見てダブついた人員が増えるということ。
業務の効率化が進んで、「空き時間が多くなった!」と喜んでいると、「じゃあ一人減らすから二人分頑張ってね。君の方が優秀だから君を残すよ」なんてことになりかねません。いや、なるだろう(笑)
労働者は自分たちの立場を守るために、一定の無駄を無駄ではないと経営者にアピールしていかなければならない。
しかし、今回の極端な自粛生活の影響で、否応なしに少なからず働き方が変わっていくでしょう。
「働き方改革」と何年も叫ばれていたが、結局仕事を増やすだけの会議が続いていたし、前職では終日の働き方改革会議後に、懇親会が催されるというネタみたいなこともありました。
長年の習慣は自分たちでは変えられませんが、今回のように外的要因で強制的に変化を強いられると、変わらざるを得ないでしょう。
昨今は経営状態が悪いからリストラではなく、経営状態がいい今だからこそリストラする企業も出てきています。
一度目の人員整理に耐えられるか、二度目はどうかと考えていくと、私は三度目ぐらいにはカットされそうな気がします(笑)
コロナウイルスが落ち着いたあとも、労働者の生活には大きな影響が残りそうです。
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