中東でのリスクが高まり昨日の東証大発会は下落でスタートしましたが、当事者であるはずの当日の米国株はむしろプラスで終了いたしました。
このパターンてよくありますよね。つくづく日本株は弱いと感じてしまいます。
- 米国株が下がる⇒日本株は確実に下がる
- 米国株が上がる⇒日本株は必ずしも上がるとは限らない
- 日本株が下がる⇒米国株に影響はない
- 日本株が上がる⇒米国株に影響はない
簡単にまとめると日本株は自身の環境以外に左右されすぎます。かといって米国株が上がったら確実に上がるわけでもないので、結局20000円~25000円のボックス圏内を抜け出せずにいます。
まともな下落を経験していない投資家たち
S&P500のチャートですが、リーマンショック以来この10年近くきれいに右肩上がりです。途中10~15パーセントの下落は経験しているものの、私を含めここ5年程度で投資を始めた人は、まだ「本格的な下落」には遭遇していないことになります。
偉そうなこと色々書いてても、本当の本当に下落に遭遇した時に耐えられるのか?というのは、経験してみないと分からないでしょう。
特に米国株に投資している場合、株価の下落だけではなく円高も伴う可能性が高いです。実際リーマンショック時は1ドル80円まで急騰しており、それも加味すると60~70%の資産が吹っ飛ぶ計算になる。
私の資産だと2000~3000万円が消えることになる。家買えちゃうよ…。
真の下落は短期で終わらない
急激な下落であっても、短期であればそれは「チャンス」と感じることすらできるでしょう。しかしリーマンショック時のように2007年10月頃~2009年3月頃まで、一年半も急激に下落、だらだらと下落を繰り返されると、よほど卓越した投資眼を持っていない限り「めちゃくちゃ不安になる」はずです。
現金と株式の比率が8:2ぐらいの人だったら平気かもしれません。確かに資産に占める現金の割合が8割だとむしろテンションが上がるような相場でしょう。
しかし実際は、だからと言ってその人たちが「果敢に買い迎えるとは限らない」のです。それだけ下落していると目に入るニュースは総悲観ばかり。毎朝市場が開けば下落が続くし、試し買いした銘柄もあっという間に10%含み損なんて世界です。
あらためてリーマンショック時に大きく買えた人を尊敬します
凡人はコツコツ積み立てるのが丁度いい
理想はリーマンショック時のような究極の買い場で大きく資産を投入することですが、考えている程簡単ではありません。たとえ現金をその時まで温存していたとしても、必ずしも全額投入できるとは限らないのです。
私はもはや資産を突っ込みすぎていて後戻りできないところまで来ていますが(そう思うなら売れよ)、凡人投資家は焦らずコツコツと積立でS&P500ETFを買い続けるのがいいでしょう。
あまり慎重になりすぎていわゆる「下落待ち」をしていても、今の相場みたいにいつ終わるとも分からない最高値更新祭りを逃すことにもなります。
まずは労働で安定した収入を確保し、無理のない範囲で節約し、慌てることなく少しずつS&P500ETFを買う。数年でお金持ちになれるやり方ではありませんが、長く続ければ確実に資産は増えていきます。
分かっていても煩悩が邪魔するんですけどね
コメント
外国株は私の知っている限り信用取引じゃないから
暴落しても放置してりゃ良いんですよ。(現物だから)
私はリーマンショックの時は日本株を触っていました。
日本株は信用取引可能です。信用取引は強制決済が有ります。
嫌も応も無く勝手に決済。決済して赤字なら追証で入金を迫られます。
だから信用で廻している人は沢山退場しました。
そして強制決済だから寄り成りで機械的に投げられて株価は益々下落。
結局、勝負時に他人に決定権が有ると死ねますよ。
「待つ」と言う選択肢が最初から無い訳です。コレが無茶苦茶キツイ。
リーマンの時は得意先で
いやぁボロボロっすわ。3分の一ですよ。
今、仕込めたら金持ち確定だけど金が無い。www
とか笑って居ましたが信用だったら樹海です。
結局、暴落が怖いんじゃ無いんですよ。信用が怖い訳です。
現物なら持ってたら良いだけだしね。
私は米国株ならリーマンが来ても平気です。
黒田順之介 様
コメントいただきありがとうございます。
リーマンショックをまともに経験されていたのですね。
私は当時就活中で肌身で「不況の波」を感じていましたが、投資はしていなかったのでどこか他人事でした。
あの時に信用取引をしていたら本当に樹海行きですね…( ;∀;)