三連休は関西の田舎に住んでいる妻の実家に来ている。何代も前から同じ場所に住み、義理父、義理祖父は人生で一度も引越をしたことが無いという人間だ。
田舎ではよくあるのだろうけど、転勤族の家で育った私としてはびっくりだ
定年後もとにかく働く
義理父は現在62歳で、57歳ほどで地元の役場を早期退職し、蓄えや先祖から引き継いだ立派な家があるので、結婚前で生活の隅々まで知る前は悠々自適なリタイア生活を送っている人だと思っていた。
しかし一緒に寝食を共にしてみると、とにかくよく働く。朝も7時前から畑の世話、朝食後には寄合の長を勤めていることもあり近所へあいさつに行ったり、家の整理をしている。そして定年時に導入した薪ストーブのために、木をどこかから仕入れてきては薪を割って乾燥させる作業をしている。
そして夕方までまた畑の世話。月に1回は地元のイベント的なものの役割が当たっているし、とにかくやることが多すぎるようだ。
特に私が訪問しているときはたくさん無農薬野菜を食べてほしいということもあり、色々なものを掘り出して見せてくれる。おかげで滞在中は非常に健康的な生活を送れてありがたい限りだ。
御年81歳の庭師
そして昨日から庭の松などの世話のために、近くに住む庭師が作業をしている。あいさつしたが御年81歳のご老人で、この人も良く働く。聞くところによると遠い親戚(田舎にはよくあるようだ)らしく、私達の結婚の挨拶にも来られていたそうだ。覚えてなくて大変申し訳ない。
この方も朝8時前に来られて、休憩もほどほどに夕方5時までぶっ通しで庭の世話をしている。いくら支払っているのかは知らないが、とにかくよく働く。
81歳になってもこれだけしっかりしててきぱきと仕事をできるのは、やはり規則正しく自分を律して生きているからなのだと感じさせられる。
描いているリタイア生活とは全く違う
ある程度裕福な地域で、みんな立派な持ち家だしそれなりの蓄えがある人ばかりのようだが、とにかく皆さんよく働く。私が描いているリタイア生活とは全く違う。
私はリタイアしたら夏は北海道冬は沖縄でのんびり過ごすようなことを理想としているが、恐らくそんな生活をしていたら81歳でてきぱきと作業をこなすような人間にはなれないだろうな。
怠惰な生活は人をダメにする…のかもしれない。
ここに来るたびに、昔から大きく変わっていない人の生活を感じることが出来る。実家は田舎ぐらいの方がいいのかもしれない。
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