何事もゼロを1にすることは難しいです。私も今でこそ100万円なんて言う金額をポーンと投資に投入しておりますが、初めて株を買った日は緊張で手が震えました。
確か三井物産を300万円程一括で購入した記憶があります。その直後から下落の一途を辿って吐きそうになりましたが(笑)今となってはいい経験です。
先日会社の同僚(20代独身♀)に投資のことを聞かれて色々と説明してきましたが、「私も投資します!」と言っていましたがやはりまだ進めていないようです。
彼女にはまず手始めに「証券口座を作ること」、「証券口座に入金すること」という宿題を与えました。しかし一か月以上経ちますが未だに実施していないようです。
口座を作るだけなら無料だし、入金しても購入しなければ現金は温存されるので怖くないはずですが、やはり心のどこかに「怖い」という気持ちがあるんでしょうね。
私も「投資をしよう」と思ってからいざ購入するまで、数ヶ月毎日チャートを眺めていましたから気持ちはよくわかります。その結果悩んでいる間は右肩上がりだった三井物産を直近高値で掴んでしまうわけですから、よほどタイミング投資のセンスが無かったんでしょうね(笑)
史上最高値とか細かいことは気にせず、S&P500を買えばいい
「投資は怖い」という気持ちがある人こそ、S&P500ETF(VOO)を買えばいい。私の三井物産事件のように悩んでいる間は右肩上がり、買った瞬間右肩下がりみたいなことはVOOにも十分起こりえますが、米国優良企業群のETFであればいずれ回復するという安心感が違います。
個別株って下がっているときに不安になってネット検索でもしようものなら、「総合奏者のビジネスの終焉」、「資源関連ビジネスにウェイトを置きすぎて不安定」、「高給取りが足枷になっている」とか、三井物産みたいな超一流企業でもマイナス評価はどんどん出てくるんですよ。
そして「三井物産ももう終わりなのか…えらいところに投資してしまった」と勝手に動揺し、「今なら傷は浅い。損切りして将来有望な企業に乗り換えよう」とド素人のくせにいっちょ前な行動を取ってします。
S&P500だとそういう「ビジネスの終焉」みたいな心配がない。もし「米国の終焉」を心配されるのであれば、余計なお世話というやつです。そんなことより高齢者だらけになる「自国の終焉」を心配したほうがいい。
ちなみに私は全く売り買いせず耐えて、一昨年完全米国株へシフトするときに全て売り払っています。結局のところ買値よりも10%ぐらい上回っており、配当と含み益である程度儲けさせてもらいました。
まずは10万円からでも投資を始めるべき
冒頭で書きましたが、ゼロを1にするのは勇気がいります。しかし証券口座を作って入金して、10万円ぐらいの金額をVOOに投資したとして、上がっても下がってもたかが数万円です。
正直何も影響が出るような金額ではないけれど、投資をする度胸、慣れがつきます。例え市場がパニックになり50%減したとしても、たった5万円の損失です。逆に倍に暴騰しても5万円ですが。
S&P500が50%急落したら世界中が大パニックですが、10万円しか投資していない人はかすり傷にすらなりません。むしろそんなに早く暴落を経験出来てよかったぐらいです。
私は今50%急落すると朝ごはん食べられなくなりそうですが(*’▽’)
これからの我々の世代は貯金していても金利が全くつきません。どれだけの金額を入れようが0.001%なんかで資産が増えるわけがない。
年齢を重ねてじり貧になっていくより、まずは10万円からでも投資を始めることを勧めます。大金を動かすのは徐々にでいいでしょう。そのうち耐性ができて、50万円ぐらいビール飲みながらポーンと買えるようになりますよ。
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