なぜ配当金に魅力を感じてしまうのか

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VYMから配当金をいただきました。

$342.10

生活費として考えたら大きいですよね。私も以前は配当金が大好きでしたし、「配当金こそ株式投資の醍醐味だ!」なんて思っていました。

今でも配当金はありがたいと思うし、VYMみたいな高配当インデックスをそれなりに所有しています。

極端な暴落を経験すると配当金が無力に思える

ただコロナショックで毎日資産が数百万円消えて行く経験をすると、「配当金さえ貰えたら含み損でもいい」なんて言ってられなくなったんですよね。

それはマイナス数%までの含み損の話であって、マイナス20~30%以上の含み損(マイナス1000万円とか)になると、もはや配当金が無力に感じてしまう。

もちろんその暴落時にこそ配当率が上がり、そこで機械的に買い増しすることで未来の自分年金になるというのが高配当再投資戦略の肝なのでしょうが、私には続ける根気がありませんでした。

hachi
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私は5~6年でドロップアウトです。積立NISAも数年で解約する人が多いそうなので、凡人は結局続けられないと言うことでしょうか(笑)

一般人が配当金を魅力に感じる理由

私のような凡人は「配当金=不労所得」というイメージに誘惑されてしまいます。

労働からの収入しか持ち合わせておらず、その労働も一生続けたいと思っていない。かといって脱サラして事業を起こす才覚も気力も無いとなると、安定して収入が得られる(と思ってしまう)配当金って、凄い魅力的なんですよね。

おそらく株式投資関連で言うと「配当金」は相当上位の検索ワードだろうし、雑誌の見出しも配当金か株主優待ばかりです。

あと万が一株価が下がっても必殺「塩漬け」ができ、その時の精神的な負担が少ないから初心者にとって安心感があるんですよね。

hachi
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無配で含み損まっしぐらだと、損切が出来ない初心者はパニックにしかならないでしょう

実際私も初めて株式投資をしたのが三井物産で、買った直後に下がっていき、ナンピンを繰り返して必殺「塩漬け」にしました。

結果的に株価は回復し、含み益に転じたときに売ったので損失は免れました(配当金分プラス)。あれが無配だったらちょっとパニックになっていただろうと思います。

配当金は初心者に対して狼狽売りを防ぐ効果があります。まあ、持ち続けるのがいいかどうかは分からないんですけどね(;^ω^)

投資の目的はシンプル

今から高配当再投資戦略を始める方、もしくは最近始めた方、株価下落時は配当金が心の支えになって積立を継続しやすくなるのは事実ですが、株式投資の目的はいたってシンプルです。

投資をして資産を増やすこと

投資をして資産が増えたら成功で、投資をして資産が減ったら失敗です。配当金が今年も来年も入るとかではなく、資産が減ったら失敗です。

失敗だから今すぐ方針を変えましょうと言うことではなく、配当金が貰えたら資産が毀損していても問題ないという感覚に陥っていたら、少し立ち止まって考えてみてください。

何のために投資をしているのかという、もともとの目的です。

一番いいのは、含み益+高配当、そして毎年の増配ですよね。私が保有しているP&Gなんかがそれにあたります。

逆に最悪なのがアルトリア。含み損が大きすぎて高配当、増配なんかでは埋め合わせできません(笑)

hachi
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配当金は魅力的ですが、緩やかでも長期で右肩上がりの銘柄じゃないと保有し続けるのは厳しいです

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