多くの普通の人、凡人(私を含めて)は、どこかしらの企業に勤めて労働の対価として賃金を受け取り、そのお金で生活をしています。労働して賃金を得て、家族を作り子供を養い、さらにその子供が労働者として将来社会に還元されていく。理想的な流れです。一定数純粋な労働者がいなければ国は成り立たないので、存在は尊く価値があるものなのです。
しかし得た賃金を宵越しの銭は持たないと勢いよく使っていたら、いずれ訪れる労働者の限界に対応できなくなります。どのような形であれ労働者はいずれ使い物にならなくなります。絶対に避けられない老いだけではなく、時代の変化に伴うスキルの低下、会社の経営状態によるリストラ等、労働者は絶対にいずれ働けなくなります。
一昔前は子供をたくさん作り育てることで将来の糧に出来ましたが、今は子供を育てるのに多額のお金が必要なこと、子供も親の面倒を見るほど余裕が無いこともあり、子供を育て上げても自分の面倒は自分で見なくてはいけない時代になっています。
そりゃ少子化にもなるよね
労働収入+投資が凡人に最適
凡人労働者(私ですよ)にとって、最適な方法は自分の労働資本価値を高めること(収入を上げる)と、得た賃金を投資してお金にも働いてもらうことが大切です。
若いころ、資産が少ないころは間違いなく労働収入が大部分を占めますが、資産が多くなってくると労働収入に頼る割合が減ってきます。
正社員として働いていれば、金融資産から得る収入が増えてきたからといって相対的に仕事を減らすことは難しいでしょうが、資産からの収入で賄える生活費の範囲が増えてくれば増えるほど、精神が解放されます。
エンドレス続くような気がする労働が、どこかで自主的に終わらせることが出来ると思えると人生は変わってきます。
若いころから投資を始めることが大事
若いころは金融投資なんかせず自己投資だ!という意見もあるでしょうが、私は新入社員の初任給から投資を始めるべきだと思っています。自己投資して収入を上げることも大事ですが、金融投資も同時並行出来るでしょう。
金融投資はS&P500 ETFなどを選べば勉強する必要も無いですし、株価を頻繁に見る必要もありません。額は月1万~2万円でもいいでしょう。とにかく、投資家として0を1にしておくことが大事です。
始めたばかりはたった1万円でも損したら気になってしまうので、まずは慣れるために少額(と言っても100円とかは論外)からスタートするのがいいでしょう。月1~2万円なら積立NISAがオススメです。
時間をかければ右肩上がりになる
ここ数年の私の資産推移です。時折マイナスにもなっていますが、順調に増えていっています。これは含み益が増えているのもそうですが、労働収入を常に投資に投入し続けているからです。
働いたお金を投入しているだけで投資で儲けてるわけじゃないのかよ!だったら意味ないじゃないか!と言われそうですが、何がいけないのですか?
一番大事なことは、多額の資産を保有することです。投資で儲けても、労働で得たお金をそのまま横流しで投資しても、宝くじで高額当選しても何でもいい。資本主義では多くの資産を保有した人が有利です。
労働者は安定した収入が得られるので、後は自分でコントロールして常に投資資金を捻出できれば、必ず資産は右肩上がりになります。あ、個別株に投資して倒産されたら終わるか。だからS&P500 ETFが優秀なんです。絶対に破綻しない。
投資金額が100万円程度のときは配当金や含み益なんか知れているように感じますが、1000万円を超えてくると資産が膨らむ実感が出てきます。このあたりから資産の増加スピードが加速していることに気づくでしょう。若いうちから積み上げておけば1000万円ぐらいは30半ばまでに行けるはずです。
そうなれば資産家への道が一気に開けるはず。え?お金のことばかり気にして節約していたら人生楽しくないって?
そんなこと言っていると、本気でお金のことばかり気にして生きるしか道が無くなりますよ。今はお金のことを気にして生きる選択肢がある世代なのです。甘えていると、お金のことを気にして生きるしか選択肢の無い高齢労働者になりますよ。
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