2年ほど前に仲良くしていた仕事関係の人がワンルームマンション投資を始めており、2年以上経った今どうなったでしょうか。
たまたま別件で他の方を交えてラインすることがあり、終わった後の近況報告で私が転勤になっていることなどを伝え、彼に「そういえばあのワンルームマンションってどうなったん?」と聞いてみました。
止めたいです(涙)
だそうです。
やっぱりな…
毎月手出しがあるのに数十年後の未来に希望が持てない
今現在ですら管理会社に毎月5000円取られていて、これがローンが続く30年先まで”限りなく上手くいって”続くわけですから、不安になるでしょう。
少しでも前提が崩れていくと、月5000円の手出しじゃ済まなくなるし、いくら山手線沿いだからと言って築15年、20年と経った物件を同じ家賃で貸せるとは思えない。
私も東京で本社勤務をしていましたが、地方から送られてくる単身赴任組はみんな築3年以内の狭いワンルームを選んでいましたよ。ワンルームであれば選択肢はいくらでもあると言っていました。
私ももし東京に単身赴任する場合、築年数が浅い小さなワンルームを選ぶでしょうね。間違っても15年、20年、ましてや30年も経っているワンルームなんか選ばないよ…。
ローンを払い終わったら資産になって年金代わりに家賃がもらえる仕組みだと?築30年以上たっているワンルームにどれだけの資産価値があるのか。
しかも築年数が浅い今現在ですら、毎月手出しがあるからね…。
働き方が変わってワンルームの需要が減る可能性がある
これはある意味予想が出来なかったかもしれませんが、彼が不安に思っている一つがここらしいです。
コロナの影響で過剰な通勤ラッシュを前提とした場所に住まなくても、少し離れたところから在宅勤務をする流れが出てきていると。
確かに先日も本社の人と話していましたが、週1回程度しか出勤しないし、それすらももう止めようという流れになってきているそうです。月1回程度の出勤で済むなら、もはや東京に住んでいる意味はありません。
私だってコロナでなければ東北から東京まで毎月会議のために遠征していました。もはやそのレベルですよね。そもそも引っ越しする意味が無い。
たった二年半で不安しかないワンルームマンション投資
彼がマンション投資を始めた直後は仲が良くしょっちゅう一緒に飲んでいましたが、「年金代わり」、「節税」、「人のお金でローン完済」なんて言葉をよく使われていました。
それがたったの二年半で、「不安しかない」に変わってしまうってかなり厳しいですね。
そもそもこの手の投資って、オーナーは実質何もしないですよね。名義を貸して金を銀行から借りて、後は全部業者任せ。
冷静に考えたら、本当に儲かるのならオーナー要らないんですよ。業者が銀行からお金を借りたらいいだけで。何かあるから赤の他人を引っ張ってきてオーナーにしてお金を借りさせるわけでしょう。
どうしてこんな単純なことに気が付かない。
まだローンが多すぎて売ることも厳しく、今後家賃の引き下げに伴い自己負担金が増加する可能性があって、30年ローンが残っていると考えたら不安でしょうね。
この手のワンルームマンション投資でうまくいっている人っているんでしょうか。
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