4月から労働者の道をスタートさせた新人君が、そろそろ理想と現実に気づき始めるころでしょうか。私の入社時はどんなだったかなー。配属地が縁もゆかりもない北陸だったので、生活に慣れるのに必死だったかな。
バブル期にどれだけ金を使ったか
さて新人君(そんな人が読むブログかどうか怪しいけど…)、コロナの影響で飲み会が少なくなってきたとはいえ、これからの労働者人生、必ず現れるのが「昔の武勇伝オッサン」。
これは日本全国生息しているので、余程の優良企業(大手という意味ではない)に入社しない限り、出会わないことは無いでしょう。
よく出くわすのが、バブル期にどれだけ金を使ったかオッサン。一回ぐらいは聞いていて「同じ日本かよ」と思って楽しめるかもしれませんが、質が悪いのは何十年も経って未だに話すだけあって、同じ話を何度も聞くことになります。
あー、それ先月の飲み会でも似たようなこと聞いたなー( ;∀;)
バブル期にタクシーチケットが使い放題だったとか、会社から与えられた接待交際費が使い切れなかったとか、東京の一流店を一部屋貸し切ったとか…。
しらねえよ。ただ会社の経費を使っただけだろ( ゚Д゚)
昔の成功例を昨日のように語る
これも面倒ですね。10年以上も前の成功例を、あたかも昨日のことかのように話す人。
確かに当時、その成功をさせたときはすごく評価されたのでしょう。
でも考えてみてください。人って自慢するとき、出来るだけ直近のものを自慢するでしょ。しかも一番大きな成功例。
ということはその人、それ以降まともに成功していないんですよ。先月、先々月の成功例ならいいですけど、システムも社会情勢も違う10年以上前の成功例を聞かされるのも相当めんどくさい。真似できないし。
そういうのはキャバでやってくれ
すごいっすねー!羨ましいっすねー!で放置
私も若いころから100回以上(大げさではなく)は武勇伝を聞かされてきて思うことは、そこから学ぶことは一切ありませんでした。だってもう出来ないんだもん。
そうやって一桁も二桁も違うお金を使って取った新規契約の話を聞かされても、真似できないんだもん。
聞いている方も飽きて疲れてくるのですが、不愛想にしていると「付き合いが悪い」と理不尽なことを言われるので、ただひたすら「すごいっすねー!今では考えられないっすねー!」で耐えましょう。
会社に居続けるのであれば、超絶面倒なのですが精神と肉体を分離して「すごいっすねー」で放置です。
ああ…こういうことやってきたから私は”何度も聞かされるタイプ”になったのかもしれない(笑)
再現性のある方法を教えてくれる人から学ぼう
新人君はみんなが優しくしてくれるので、色々と教えてくれるでしょう。その時に、ちゃんと自分でも真似できる方法を教えてくれる人についていきましょう。
「どや!営業はこうするんや!まず相手の弱点を探って・・・」みたいな感覚的なことを言う人は適当に聞き流しましょう。
私の周りにもいましたが、「先輩、そんな感覚的なことはいいから経費の精算方法とか出張申請とか、事務的なこと教えてくれよ」と思っていました。
聞いても説明がよく分からないので諦めて自分で調べました。
間違いなく仕事の嗅覚というか、センスに優れている人はいます。キャラクター的に失敗も許されて、なぜかその失敗から新規契約を取ってしまえる人もいます。
その方々を必死に真似ようとするだけ時間の無駄だし、もっと良くないのが「自分が出来ない」と錯覚して自信を無くしてしまいます。
そんな簡単にキャラクターは変えられないし、感覚で仕事をこなせてしまう人を真似ようとしても疲れるだけです。
聞いたことに的確に答えてくれる人、困っていたらあなたにでも出来ることを教えてくれる人、そんな人についていきましょう。
いるかな…?
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