2019年5月29日(水)晴れ。本日は午前中よりパートナー企業の社員さんとの打ち合わせがありました。内容自体はそこまで大したものではなく、コーヒーでも飲みながら今後のプランなどを打ち合わせる程度のものです。
そもそもそんな会議が本当に必要なのか?というところもあるでしょうが…突き詰めたら必要はないです。電話で十分に事足りる。
働き方改革の実態
今朝はうちの会社にて会議を実施したので、彼にはわざわざ来ていただいている形になります。業務上よく関わる企業なので、良くも悪くもお互いの懐事情などもよく知った間柄です。
会社が制度を作っても、従業員が利用しなければ変わらない
ちなみに彼の会社は一部上場で誰でも知っている名の通った企業です。福利厚生も抜群で収入も一般社員ですら1000万円を超えるようです。そんな彼としょっちゅう仕事をするのですが、羨ましいと思うことが全くありません。あまりにも労働環境が悪すぎるから。
上記のやり取りは今朝の一例ですが、旧時代のモーレツ社員がたくさん残っている会社のようで、平気で夜10時に電話してくるし、土日もしょっちゅうcc or bccでメールを飛ばしてきます。
この前のゴールデンウィーク中にも携帯メッセージが飛んできました。時間の感覚がおかしくなっているのでしょうね。
会社は見かけ上多くの福利厚生を整え、社員が休める環境を作ろうと努力しているようです。あまりにも社員が有休を取らないから、4月からの法改正の影響もあり人事が強制執行に出たようです。
しかし、そんな人事の努力を無駄にする圧力が現場の所長、部長クラスからかかっているようです。休んでもいいけど…目標は達成するんだろうな?という。
目標なんて余裕で達成しそうになれば上乗せされるし、ぎりぎりな状況だと最終週まで気が抜けないものでしょう。そんなこと言ってたら一生有給なんか取れるわけがない。
ちなみにその会社では、ゴールデンウィーク中にはビジネス関連の本を3冊以上読んで、A4レポート10枚程度で読書感想文をかけという宿題も出ていたようです(笑)社員を休ませることは罪だと思っているのでしょうか。
労働環境を変えるのは制度ではなく人である
いくら法律で縛ろうが、人事が努力しようが、日本人に取って一番強い圧力は”周囲の人の目”です。誰か一人の問題ではないんですよね。その企業にずっと受け継がれているDNAのようなもので、見せかけだけの制度、法律なんか変えたところで本人たちは”周囲の目”の方がよほど怖く、それに従ってしまいます。
そうやって見かけだけ有休を消化していることにして、実際は勤務している事例なんか山ほどあるでしょうね。自宅に持ち帰って内勤しているのも同じことです。
制度を作っても変わらない、法律で縛っても変わらない、強制執行したら休んだフリして出勤している。もうね、正直本人達が望んでいるんだからお手上げでしょう。辛い辛いと言いながらも、それが習慣になり休んだら罪悪感が出る体質になってしまったのでしょうね。
本当に仕事を良くしてくれる大切なパートナー企業の社員さんなので、倒れないで元気で働き続けてくれることを切に願います。
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