多くの日本人が英語が苦手な本当の理由

英語
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「英語ぐらい最低限のスキル!」、「国際社会化に伴い日本でも英語も公用語に!」、「新興国の人の方が英語が話せるのは情けない!」などと叫ばれてから何年経ちましょうか。

私が中学生ぐらいの頃(20年以上前)に父親が似たようなことを言っていました。団塊の世代、もしかしたら団塊ジュニア世代は今でも同じ感覚を持っているのかもしれません。

一昔前に比べたら海外旅行も身近だし、外国人留学生や観光客も多いので特に若い世代では英語と触れ合う機会が増えています。しかしながら実態はさほど変わっていません。

どうして日本人は英語が苦手だと感じているのでしょうか。理由はいくつか考えられます。

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外国語を習得するのは簡単ではない

もそも論として、英語が苦手なのではなく外国語が苦手なのです。英語に限ったことではない。一説には外国語を習得するには最低限2000時間の学習が必要と言われています。

2000時間ですよ!?それなりに中学高校でやってきたつもりとはいえ、英語だけに時間を割いていたわけではないので、2000時間がどれだけ大変かわかるでしょう。ちなみに私は2000時間どころかその倍は勉強しています。

言語というものは、文化、歴史、周辺国との交流など様々なことで互いに影響しあい、数千年かけて進化し続けているものなので、そう簡単に習得できるものではありません。

2000時間学習してようやくその言語の基礎が固まるというのですから、苦手というより単に勉強不足と思えばいいのではないでしょうか。

日本語はSimilar to none である

さらに日本語を母語として扱う我々に言えることは、日本語は他の言語と似ていないということがあげられます。

これは言語学の域なので私も詳細は分かりませんが、日本語は語彙や文法が他言語と似ておらず、語源が不明な言語のひとつです。だから我々が当たり前のように使っている言語は、他言語と違うところが多く理解するのに時間がかかるということです。

例えば英語を母語として扱う人がフランス語、ドイツ語を学ぶことと、日本人が英語、フランス語(ヨーロッパ語族)を学ぶのでは難易度が違います。

逆も然りです。他言語を母語としている人にとって日本語の習得は難しいと感じるはずです。

私も今英語を学んだあとにフランス語を学んでいますが、語順、語彙、文法の概念などは細かくは違っても基本的に体系が同じなので非常に理解が早いです。初めて英語に触れたときのような混乱は全くありません。

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本当は日本人にとって英語が必要ではない

実は私が考える日本人が英語が苦手な本当の理由はこれです。必要ないんです!必要ないから使っていないだけです。

よくよく考えてみてください。皆さん日本国内で生活していて英語が本当に必要だったシチュエーションはどれぐらいあるでしょうか。

「外国人に道を聞かれたときに上手く答えられなかった」、「大好きな映画を字幕なしで見られない」、「海外旅行で不自由だった」など、こんな程度でしょう。

大体の事由は一過性のものです。生活そのものを劇的に変える要素はありません。

日本人が日本語を話し日本で生活するうえで、英語は必要ない

この国は良くも悪くも島国で、周りを見渡せばほぼ日本人です。そして日本人=日本語を話すんです。生まれてからずっと日本にいる日本人にとっては当たり前ですが、言語というものは多くの国で統一されていません。

〇〇人が△△語、□□語を話すなんて世界では当たり前のことです。そういう人たちにとって一番メジャーな言語(英語)は便宜上の共通語として非常に役に立ちます。

完ぺきではなくとも、最低限の意思の疎通を英語でしなければいけないから、自然と必要な会話程度の英語が習得されます。それを新興国の方が英語が上手と思うのは少し見方が違います。

侮ってはいけない日本の国力

英語が必要なく生活できるもう一つの理由は、日本の国力が高いことにあります。皆さんどんな参考書(医学書、化学、科学、天文学)でも書店に行けば日本語で揃うでしょう。

日本では学びたいことを日本語で学ぶことが出来る環境が整っているのです。日本で生活していると当然のように感じてしまいますが、このインフラは国力があってこそです。

新興国に行けば一部を除いて一般人は母語で最新情報を得ることはできません。まずはメジャーな言語(英、仏、独等)を高レベルに習得していないと、情報が手に入らないのです。

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まとめ

日本語と他言語との距離(言語にも距離がある)の問題、他言語を習得するのに最低限2000時間が必要だと書きました。

そして日本人が日本で生活するうえで英語を使えなくても不自由を感じないため、その2000時間を勉強するのに必要なモチベーションが保てないのです。

日本人は勤勉なので、本当に必要であれば学ぶはずです。実際ビジネスで海外とやり取りをしなくてはいけない人々は、苦しいながらも夜間英語学校に通い英語学習に励んでいます。

今現在英語が話せたらいいな…でも…と言っている人は、本当には必要が無い人です。それはそれで問題ないので、やる気になったら、必要な状況に追い込まれたら始めて見たらいいのではないでしょうか。

ちなみに、私は全く必要としていない状況で英語学習を始め、ひたすらのめり込んでいきました。あのモチベーションはどこから来たのでしょうか(笑)

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