かんぽ生命ではないが両親にも対面販売の魔の手が迫っていた

お金
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三連休は私の実家にお邪魔していました。と言っても車で20分程度の距離に住んでいるので、行こうと思えば毎日でも行ける距離です。近すぎるためにいつでも行ける安心感から、逆に行かないんですよね(*´-`)

孫の顔が見たい両親からはクレームが来ております。幸い妻との関係性がいいため、平日の昼間に子連れで訪問してくれているようなので、さらに甘えて私は帰っておりません。

お世話になっている地銀担当者からの母親への提案

さて、暇を持て余していた私ですが、雑談の中で普段そんな話をしない母親より保険に対する話が出てきたので、何となく嫌な予感がして聞き出しました。

母親に対し先月地銀の担当者から連絡が入り、今入っている生命保険は10年以上前に契約したもので、利率は今に比べたらいいが、それでも満期で40万程度しかプラスで出せない。外貨建て保険に乗り換えられてはどうかとの提案があったそうで、確かに外貨建ては利率がよさそうだから、母は父に相談して決めますと乗り気で対応したところ、後日支店長も含めてアポイントをくださいと乗り込んで来ようとしたそうです。

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

幸い父親が外貨に対するアレルギーがあり、円以外信用しない!と一蹴したらしく今回の話は事なきを得たそうです。父ちゃん、そこですか(笑)

しかし、ターゲットにされたのか「外貨が不安ならこれはどうでしょう」と、投資信託系を勧めてきているそうです。母親は全く知識が無いので、よくわからないから任せようかな…と危うく落とされかけていました。

これが乗り換えの被害ってやつですね。こんなことを許していたらエンドレス商品を契約させられてしまう。

hachi
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高齢の両親にたまには会いに行かないとダメだと反省しました( ;∀;)

とりあえず今回は何の被害も無いので、今後対面販売の営業が勧めてくる商品は絶対に私に相談するよう強く言っておきました。外貨建てが悪いのではなく、よくわからず購入することはよくありません。投資に免疫が無いと為替で損益が出たときにパニックになってしまいます。

外貨建て保険に苦情が殺到している件
一年ぐらい前から外貨建て保険については悪評が多く、本日の産経ニュースにも取り上げられていました。 主に銀行窓口で販売される「外貨建て保険」をめぐり、契約者からの苦情が平成30年度に前年度比34・6%増の2543件に上ることが12日、分かった...

対面式販売の限界

しかし、世間を賑わせているかんぽ生命だけでなく、地銀も焦っていますね。ちなみに私も子供のころからお小遣いを預けていた馴染みのある地銀です(合併で名前はころころ変わっていますが)。

両親は比較的裕福なので、恐らく預金口座などの資産額を地銀に把握され、個別攻撃にあっているのでしょう。ネット証券などがこれだけ普及した昨今、銀行や対面式証券会社が扱う金融商品はどうしても手数料が割高(いや劇高)になってしまいます。営業さんの給料や広告も一流俳優を使って派手にやらなければいけませんからね。

厳しい言い方をすれば、今の日本における対面販売は存在意義はありません。富裕層に対して資産運用の的確な助言でもあれば高い手数料を支払う価値もあるでしょうが、自分のところが販売する高い手数料しか特徴が無いものに”乗り換え”を勧めてくるだけなら、害でしかありません。

しかし彼らも必死なんでしょう。高いノルマを課され、手数料が割高で儲かりにくいとわかっていても、今回の実家のように無知でお金を余らせている人に対して営業をかけるしか生き残る道はありません。

さいごに

支店長まで出てこようとしていたと聞いて、ちょっと焦りました。大口のカモだと認識されたのでしょう。もはや高齢者ビジネスの域です。

今回は偶然父親のファインプレー(円以外嫌い!)に救われましたし、母親には何かあれば絶対に私に相談するよう強く念を押しました。そしてそもそも70歳前後の高齢者が大きく資産を膨らます必要は無いんじゃないかとも伝えておきました。豊かに余生が暮らせるよう、現金多めでいいでしょう。

ただ今回はこれですみましたが、今後両親の認知力が衰えたときが怖いですね。おそらく銀行は折を見てまた営業をかけてくるでしょうから、その時に判断力が鈍っていたらやられてしまうかもしれません。

顧客の資産のためになる商品の販売を心掛けてほしいです。

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