投資で儲かっているか？

あまりろくな反応が返ってこないので、私は投資をしていることを周囲に話すことはありません。多くのサラリーマン投資家は同じかもしれませんね。

ツイッターやブログで投資に関する話題にばかり触れていると、「日本人は投資をしていて当たり前」な錯覚に陥りそうですが、実際は逆で「日本人は投資をしないのが普通」です。

それでも時折、お金の話や欲しいものの話になったときについつい「欲しいものは株です」と答えて、投資をしていることを伝えると、大体返ってくる言葉は決まっています。

「儲かってます？」

素直に「ええ、とても儲かってますよ」と答えたら評判が下がりそうだから、「ずっと寝かせて蓄えているだけですよ」と、毒にも薬にもならない言葉で切り抜けています。

投資のイメージはいつになったら改善されるのかね。「株なんて博打でしょう」という株式会社勤務の社員は、自身が勤める企業に投資している人を博徒と思っているのでしょうか。

儲かったかどうかは利益確定しないと分からない

私の株式資産は個別株でプラスとマイナス入り乱れておりますが、幸い含み益が保たれています。

これを「儲かった」と言えば、違いますよね。

1000万円の含み益が、ものの2週間で消え去ったコロナショックを経験すると、あらためて含み益は砂上の楼閣なのだと感じさせられます。

利益確定して初めて「儲かった」と確定するわけで、含み益状態は宙ぶらりんな状態です。

配当金は定期的な利益確定

では配当金はどうでしょう。

保有銘柄企業が配当金を吐き出し、その分株価が下がってもまだ含み益かトントンな状態であれば、少なくとも「儲かった」と言っていいでしょう。

配当金って、ようは定期的な利益確定ですよね。含み損状態でも税金を取られた上に「利益」として扱われるからちょっと複雑ですけど(笑)

ちなみに私は投資をはじめて得た累計の配当金が600万円程あり、現在もトータルで含み益状態なので、「少なくとも600万円は儲かった」と言えます。

ただ散々リスクを取って投資しても、年間3%程度の配当率（税引き後）がいいところでしょうから、配当金で儲けを得ることを期待するのであれば、10年以上は耐える覚悟をしないとダメだ。

含み益と配当金を積み上げて、儲かったと豪語したい

大きく積みあがった含み益、もしくは累計で得た配当金が1000万円以上になるとか、「投資して儲かっているぞ！」と豪語したいものです。

私の場合、まだどちらも中途半端です。コロナショックのダメージで含み益は大きく棄損されましたし、累計の配当金も600万円程度では、コロナショック級の暴落には耐えられません。

含み益でも配当金でもどちらでもいいですが、大きく積みあがってしまえばもはや「勝ち確定状態」になるので、気が楽になると思います。

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