米国市場は絶賛最高値更新中で、おかげさまで私の資産も毎日サラリーマンの月給分ぐらい上昇しています。毎日20~30万円プラスになっていくって、感覚がマヒしてきますね。
含み益は砂上の楼閣と知りながらも、やはり資産が増えていくのは減るよりはよほど気分がいいものです。
そんな折、先日投資についてレクチャーした同僚が投資に前向きになっていたので再度S&P500のすばらしさについて語ってきました。彼女は本当に米国株投資を始めるのでしょうか。
いかがわしいマルチ商法の勧誘みたいになってるな
現在絶賛最高値更新中だと伝えると、「じゃあ今は買うのはダメだということですね。下がるのを待ってから…」としばらく様子を見ることにしたようです。気持ちはよくわかります。いくら何でも史上最高値を更新していたら、買った日が最高値でその後下がる可能性もありますからね。
長期的に見たらいつだって最高値更新している
日経平均は1989年に38,957円の最高値を付けて以来、未だそこに到達できていません。上がり下がりを繰り返し、結局20,000円前後のボックス圏内でうろうろしているだけです。銘柄の入れ替えなど要因は他にもあるかもしれませんが、それでも30年前の高値を上回れていない事実は受け止めたほうがいい。
私はこの事実に気づくまでに長い年月をかけすぎた…。こんなにオープンになっていて簡単に手に入る情報だというのに。日本人だから日本株を買うのが普通だと思っていました。
日経平均がずーっと1989年の最高値を更新できていない中、S&P500は順調に成長を続け、1989年から比較すると10倍近い指数になっています。
10倍ですよ…もうね、凡人でも貧乏人でもとにかく買い続けていたらお金持ちになれたんですよ
直近では最高値かもしれないが、いずれこの水準も安く感じる
米国株の恐ろしいところは常に右肩上がりで成長をしているということ。治安が少々悪くたって貧富の差があったって、人口も資源も国力も軍事力も全て揃っていて、まだまだ衰える気配は全くない。
そもそも世界のルールを好きなように変えられる経済力と軍事力、基軸通貨のドルを刷れるがある国に衰退はありえるのだろうか。アメリカの衰退を懸念するなら自国の心配をした方がいい。
リーマンショック直前のタイミングで全力投資をしてしまった人は相当青ざめたでしょうが、あまりにも極端な例だしそこにぶつかったら交通事故として諦めるしかない。しかもその後ナンピン買いせずとも耐えてさえいれば何事も無かったかのように最高値を更新して大きな含み益になっています。
タイミングを見る自信があるのであれば年頭がチャンスだった
そもそも「高値だから」とか、「今は買い時じゃない」なんて言っている人、直近では昨年末から今年の年頭にかけてが一番の「買い時」でしたね。アップルなんか年始の1月3日に142ドルの大底をつけ、その後一度も下回ることなく気が付けば264ドルの最高値更新、どこまで上がるのか見当もつきません。
年始に大金を注ぎこめた人はもれなく大幅な利益を得たでしょう
私も小口ではありますがアップル保有者です。年始には含み損が膨らみ市場からは「アップルの崩壊」、「iPhoneの売れ行きが頭打ち」など、悲観論一色でもはや買い増しなんてとてもできたものではありませんでした。
友人は買い増しどころか恐怖で手放してしまい、その後のV字回復を指をくわえてみているだけになっています。底値で売るとはまさに…。
高値更新中の時は「今は買い時じゃない」、下落時は「落ちたナイフは拾うな」、よほどの根拠と自信が無ければ、タイミングを見れば見るほど買えないものです。
S&P500であればタイミングを気にせず余力があるときに買えばいい
上昇時は平常心で「下落したら買おう」と思っていても、下落したら恐怖感から冷静に判断できず「もう少し待とう」となってしまう、もしくは下落時に購入してさらに下がったらパニックになってナンピンを繰り返すか「いったん手放して様子を見よう」なんて無駄な売買を繰り替えす。
米国の優良企業群であるS&P500であれば、超長期的に見たら米国は必ず成長すると信じて資金に余裕があるときに買えばいいんです。高値更新とか下落中とか、素人が色々考えたってわかるわけがない。
私もそろそろ余剰資金が出てきたので、VOOかVYMを買い増す予定です。最高値更新に買い向かう!っていうわけでもなく、「あ、金貯まったからS&P500買おう」ぐらいの感覚ですよ。
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