投資をしている人の間では有名でしょうが、昔の映画「マルサの女」で、「どうやったら金が貯まるんだ?」と聞いた津川雅彦氏に対して、山崎努氏がこう言い放っています。
金貯めようと思ったらね。使わないことだよ。あんたは葬式があれば1万、結婚式があれば2万と出すでしょ。そんなもの出してたら金は残らない。100万あったって、使えば残らない。10万しかなくても使わなければ、丸々10万残るんだからね。
あんた、今、ポタポタ落ちてくる水の下にコップを置いて、水、貯めてるとするね。喉が乾いたからってまだ半分しか貯まらないのに飲んじゃうだろ。これ最悪だね。
なみなみいっぱいになるのを待って、それでも飲んじゃダメだよ。いっぱいになって、溢れて、垂れてくるやつ。これを舐めて、我慢するの。
※マルサの女より
私は当時小学生でしたが、それでもすごく印象に残っているシーンです。
子供ながらに「一滴も飲まないなら貯まるまでに干からびるやん!」とは思いましたが(笑)
そして投資を始めた今、このセリフが本当に的を得ていると感じます。何十年も前にこんなシーンが撮られているってすごいですよね。
最低限必要なお金は既に貯まっている
管理人hachiの場合、現在株式投資資産で楽天証券で保有しているものが6000万円程、親から譲り受けた武田薬品工業株が別口座に1500万円程(贈与税処理済)あり、既に7500万円を投資に回しています。
もちろん現金もある程度は保有しているので、よほどのことが無い限り最低限生きていくお金は貯まっています。
そして現在、特に才能は有りませんがありがたいことに健康でしっかりと働けているので、労働からの収入も安定して貰えております。
これが何を意味するかというと、「労働から得られる収入を全て消費しても構わない」ということです。私はお金を貯めることが好きなのでしませんが、必要であれば今現在得ている収入はすべて使ってしまっても、何ら問題はありません。
貯金なんかしねーよ!と決めてぜーんぶ使っても、もうすでに一定額貯まっているので問題ないんです
労働収入+配当金収入
労働収入に加え、配当金も積みあがってきており、年間200万円(税引き後)が視野に入ってきています。もし必要であれば労働収入に加えこれも使ってしまっても構わない。
私はS&P500ETFやP&G、KOなどの安定した銘柄を中心に投資しているので、よほどのことが無い限り投資した資産がゼロになることは無いでしょう。万が一半分になったとしても3000万円以上は手元に残ります。
冒頭のマルサの女に出てくるような大それたことは言えませんが、働くことを前提にしたらもはや「一定の資産は貯まった」のです。
それでも労働し、節約する理由
そうは言っても私にも3歳の子供がいて、今からお金もかかるだろうし、30代後半になり何かのアクシデントで働けなくなる可能性もあります。
生きていくための「最低限の資産」は貯まりましたが、「優雅にリタイア」できるほどのでは全くありません。私が目指しているのはもっともっと上のお金持ちです。
しかし、もし何かしらの理由で歩みを止めなくてはいけなくなった場合でも、人生何とかなるレベルまで到達しました。
若いうちは自己投資だとか言って消費する人は多いですが、少々美味いものを食べたりブランド物を身に着けても、多くの凡人は自慢話が一つ二つ増えるだけで収入増加には繋がりません。
本気になって資格や語学を身に着けるなら別ですが、単なる消費をしてお金を消してしまうぐらいなら、若いうちにこそ一定額の資産の基盤を作ってしまう方がいいと私は思います。
何も投資をしなくてもいい。貯金でいい。一定額資産を貯めてみよう。貯めた資産は使わなければ減ることは無い。
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