資本主義社会では資産を持っている人が強い

お金
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日本は言わずもがな資本主義社会です。このシステムにおいては、とにかく資産を持っている人が強いんだ。偉いわけじゃない。強いんです

もちろん大金持ちでも罪を犯せば罰せられますし、法の下では平等です(怪しい案件もあるでしょうが)

しかし、ライフスタイルにおいては資産を持っている人、資本家が強い。

労働者が見ている世界と資産家が見ている世界

労働者の世界

一般的な労働者は週に5日、朝から夜まで働きます。私も労働者の一人です。幸い収入がそれなりに頂けている職業なので、仕事に対して不満は特にありませんが、月~金は朝6時半に起きて、8時過ぎには会社につき、帰宅は夜8時頃です。

子供が小さいのでさっさとご飯食べてお風呂入って寝る!という生活で、残念ながら平日の自分の生活はほぼ捨てています

これは一般的な労働者の平日の姿ですよね。疲れて帰ってお風呂入ってビール飲んで、ちょっとテレビ見たらもう寝る時間。明日も早いぞー。まだ月曜日だぞー、と。

それだけ頑張ってもらえる年収が400万円~500万円程(凡その平均)で、生活費を差し引いて休暇で少し散財すれば、もはや手元にはあまり残りません

日本人はもともと農耕民族なので、コツコツ汗水たらして働いていることが美徳とされています。私ももともとそうでしたし、今でもやはり職人とか素晴らしいなと感じます。

労働することは素晴らしいことですし、誰も労働しなければ世界は成り立ちません。ただ、労働してお金を稼ぐことだけが全てではないということは認識しておかなければなりません。

資産家の世界

さて、とある資産家の家の生まれた人がいて、親から30億円ポーンと譲り受けたとします。この人は手元にある30億円に一切手を付けずとも、年間3%程度の利子が付く金融商品に投資するだけで毎年1億円近くの金額が入ってきます。

ゼロ金利時代の日本においては3%も高く感じるかもしれませんが、年利3%は世界的に見たら無理な数字では全くありません。最も安全な米国債でも十分利息収入が期待できます。

さすがに30億円となると非現実的、日本において周りにそんな大金持ちはいないでしょうし、いても皆さんがお付き合いしている人とは限りません。

では5億円ではどうでしょう。もしかしたら町内に一人ぐらい、昔からの地主さん、富豪さんがいるかもしれません。その人たちは年利3%の金融商品で年間1500万円の利息収入が入ります。

くどいようですが元本には手を付けず、毎年何もせず入ってくる利息収入で1500万円です。1500万円といえば、サラリーマンとしては三井物産などの超エリート社員しか稼げない年収に匹敵します。

それでも5億円です。そんな簡単に保有している人はいないでしょう。では1億円ではどうでしょう。野村総合研究所によると、日本において純金融資産を1億円以上5億円未満保有している世帯は120万世帯いるそうです。

これぐらいの世帯数であれば、クラスを見回せば誰かがヒットするぐらいの計算になります。そこら中にいますよ、1億円持っている人なんて。

ではこの1億円持っているお金持ちが、年利3%で資産を運用し続けたとして、毎年税引き後240万円の利子収入が得られることになります

240万円ですよ?一般的なサラリーマンの年収の半分です。しかも税引き後なので、年収とはわけが違います。単純に月々20万円が税引き後の現金として手元に入ってきます。

これが資産の力です。5億や30億はさすがに自分とは人種が違うと思い、考えもしないでしょうが1億円ならそこら中にいます。

脱労働者を目指すために

資産家は何もせずともお金が入ってくるようになっており、資産の増えるスピードが労働者の賃金増加のそれを上回っています。だから何よりもまず一定数資産を貯めた人が強い。繰り返しますが、偉いんじゃなくて強い。

一度貯めた資産はそう簡単には崩れ落ちません。金利収入で毎年多くのお金が振り込まれてくるからです。

では一般労働者はどうしたらいいのか。それは懸命に働き、節約をして、貯蓄を増やして自分自身が資産を蓄えるしかありません。これからの時代、国は多くの面倒は見てくれません。

だからこそ若いうちからコツコツと投資をはじめて、少しずつでも自分が資本家側へ回ろうとしなければなりません。資本主義社会のお金の仕組みに気づかなければ、生涯現役などというきれいな言葉に惑わされて、一生働かされてしまいますよ。

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