大学生時代の私は、TOEICで高得点を取れば英語を使った仕事に就けて、年収も高くなる!と信じて勉強していました。今思えば盲目でしたね。
高い英語力を身に着けたら、すぐに年収は上がるのでしょうか。答えはNOです。
結果的に私の年収は1000万円前後になりましたが、実際は英語を使った仕事をしているからではありません。
今必死に勉強している学生さんがいたら、夢が無くなる話をしているようですがちょっと待ってくださいね。
同時通訳などの超専門職を除いて、英語力は直接的に年収UPに繋がらない
本気で英語力を高め、同時通訳者などの専門職に就くのであれば別ですが、一般企業に就職して海外担当部署に配属されたとしても、おそらく年収はその企業の水準内に収まるでしょう。
英語ができるというだけで、その他の社員よりずば抜けて多い給与が貰えるわけはありません。
日本は良くも悪くも年功序列で、どの部署にいてもその企業内の平均的な年収になるので、入社してしまえば英語が出来ようが出来まいが同程度の年収を得ることになります。
最近は昇格試験の受験資格にTOEIC650点以上などを課す企業も出てきましたが、まだまだ少数派だし、英語が出来れば無条件で昇格できるわけではありません。
直接的な年収増加には繋がらないが、確実に有利になる
では、TOEICで高得点を取得しても収入増加に全く繋がらないかというと、そんなことはありません。
一般的な学生の場合、就職活動をすることになるでしょうが、高得点のTOEIC(900点以上)は間違いなく面接官の印象がよくなります。
頑張ったのにそれだけかよ!と思うかもしれませんが、とにかく日本でサラリーマンをするなら”入り口”が大事です
入社する企業において英語を使う仕事に就くかつかないかは別として、どの企業に属するかということが、将来の年収を大きく左右します。
この入り口でいい企業に入ることが、一般的な労働者が一番簡単に年収を上げる方法です。
大切なことなので二回書きます。入り口でいい企業に入ることが重要です!
※労働や収入については投資関連の記事を書いているのでそちらもご参照ください
年収1000万円を得ている管理人の場合
私は英語学習に励んでおりますが、仕事では一切英語を使いません。
個人的な学習で専門的な論文を英語で読むことは多いのですが、業務として求められているわけではありません。
では私が取得した高得点のTOEICは、今得ている年収1000万円とは全く関係が無いのか?といえば、それは違います。
大いに関係ありです
管理人の場合、今の企業に入社出来ていない
私がもし英語が出来なかったら、今の企業に入社出来ていません。説明は以上です(笑)
英語を使う仕事ではありませんが、面接官は間違いなく私が取得している高得点のTOEICを考慮して面接をパスさせています。
面接で英語に関して色々聞かれましたから
そもそも私は知名度の低い大学卒で、専攻も自分のやりたい特殊なものを選択していたので、英語力が無ければいわゆる「Fラン卒」で見向きもされなかったでしょう。
もし英語力が無く入社試験に落ちていたら、間違いなく今のような収入は得られておりません。
まとめ
同時通訳などの高単価で働く専門職を目指すのではない限り、TOEICで高得点を取得しても”直接的に”年収は上がりません。
しかしながら、あなたのポジションを有利に底上げしてくれるチカラにはなります。
日本の労働者人生はおかしなもので、仕事で英語を使わないのに、なぜか英語力が評価されたりします。
もし若いうちにTOEICの高得点取得を目指すのであれば、是非本気で取り組んでください。
一度900点まで上げると、そう簡単に落ちないですし、物事を有利に進められる可能性が高まります。
理不尽なのかもしれませんが、世の中はそんなものなのです
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