サラリーマンのお小遣い、いくらが妥当か

お金
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働く人のお小遣いが過去2番目に低い金額だそうです。必死に朝から晩まで、月~金まで働いているのに悲しい話ですね。

働く人のお小遣いが、過去2番目に低い金額となった。新生銀行が発表した2019年の「サラリーマンのお小遣い調査」によると、男性会社員の毎月の平均のお小遣いは3万6747円と、2018年に比べて3089円減少し、1979年の調査開始以来、2番目に低い金額となった。

※FNN.jpプライムオンラインより引用

一方で国の税収がバブル期を抜いて過去最高になっているそうです。企業が好調で給与や配当が増えたのが理由だそうです。この二つの記事を見ると、格差が広がっていると騒いでる人の気持ちも分からないでもない。

国の2018年度の一般会計税収が60兆円超となり、バブル期の1990年度(60.1兆円)を上回って過去最高となることが26日、明らかになった。財務省が近く公表する。好調な企業業績を背景に給与や配当が増え、所得税が増加した。

毎日新聞より引用

企業の業績が好調で、給与も増え、配当もたくさん払って税収入が増える。最高の好景気じゃないですか。その一方で、サラリーマンのお小遣いは過去最低レベルを更新しています。男性会社員の毎月の平均のお小遣いは3万6747円だそうで、ちょっと少ないですよね。

3万6000円で何が出来るでしょうね。私はあまり物欲がない方なので、平日はほとんどお金を使いません。最近外食もめっきりしなくなったので、十分足りる金額ですね。お昼も妻がお弁当を作ってくれる日も多いし、毎日水筒も持参しているので、一日お財布を出さない日が多いです。

ただ、お小遣いってどこまで含めているんでしょう。私が日々楽しみにしている自宅での缶ビール(2本程度)や、散髪代、接骨院代なんかを含めると厳しいかもしれません。まあ、それでも一般的な男性よりは相当使っていない方だと思います。

本当はね、企業は儲かっているんですよ。儲かっても経費でしかない労働者の給料を増やさない方がメリットがあるに決まっています。印象操作で日本は万年不景気というイメージを作り、みんな辛いんだからこんなもんだ…俺はまだましだ…と思わせているだけです。

今後の日本は特殊なスキルを持っているとか、ホワイト企業に勤めていない限り、一般的な労働者の賃金は今後も上がりませんよ。よってお小遣いも増えません。

お小遣い制の是非

お小遣いの額はさておき、そもそもお小遣い制って必要なのでしょうか。私も結婚するとき、周りの女性から「お小遣いはいくらぐらい貰うつもりなの?」と聞かれました。先輩社員(♂)からも、「はじめが肝心だ。お小遣いは出世のためだと言って多めに伝えておけ!」とドヤ顔でアドバイスされたことを覚えています。

我が家はお小遣い制を採用する気は全くありません。なんですか?”お小遣い”って。自分で働いているのに誰からお小遣いをもらうんですか?私は夫婦のお金はどちらが稼いでいようと共通の財産だと思っています。だからこそ、”私達のお金”であってお小遣いなんて呼び方は違和感しかない。

専業主婦がお金の管理にたけているとは限らない

私の妻は昨年より仕事を辞めているので、いわゆる専業主婦(嫌いな言葉ですが便宜上)になっています。周りの主婦友からは、「旦那さんのお小遣いどうしてるの?満足してる?」としょっちゅう聞かれるようです。

いつからお金の管理は妻がすることに決まったのでしょう。彼女たちはそんなにお金の管理に長けているのですか?

家にずっといるからと言って、お金の管理のスキルが上がる根拠って何なんでしょう。スーパーのチラシを眺めて1円でも安い品物を見つけるからですか?こまめに電気を消すからですか?しょっちゅう銀行に行って通帳記入しているからですか?

全部”否”です。

労働収入源が決まっている以上、お金はいくら稼いでいくら出て行って、いくら投資に回してその利益がどれぐらい見込めるか、将来いくら必要かなど、もっと大局的に見なければ管理しているとは言えません

往々にして主婦が行っている”管理”とは、目先の小さなお金の節約にしか目を向けておらず、大きなお金の流れにはついていけていません。むしろ普段から予算を使いながら営業目標などに追われて数字を追いかけてるサラリーマンの方が管理に長けているんじゃないか?

お小遣い制をやめて現実と向き合おう

お小遣い制を採用している男たちに多いのが、妻に全部管理させているから分からない。俺はしがないお小遣い制だ、ボーナス入っても変わらないなど、自虐的なことばかり言っています。

結婚したら妻がお金を管理し、夫はお小遣いをもらうなんて法律で決まっているわけでもあるまいし、自分で選んだ管理の方法なんだから情けないこと言うなよと腹立たしい限りです。そんなことで嘆くなら、自分で管理したらよかろうに。

収入が多くて細かいことを気にしなくていいような人は別として、多くの人はお金の管理という現実から逃げているだけです。お小遣い制なんかやめて、まずは自分がいくらもらっているか、いくら支出があるのか、今後いくらお金が必要なのかを考え直してはいかがでしょう。

そのうえで、使える金額が3万6000円程度で少ないと嘆くのであれば仕方がありませんが、任せっきりで自虐が趣味みたいなセリフはかっこ悪いですよ。

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元登校拒否の筆者が英検1級、年収1000万に到達するまで

コメント

  1. 会社の羊 より:

    こんにちは。米国株村からきました。
    結婚していないですが、すごく共感しました!!
    小遣いが少ないから嘆く奴(直属の上司)がいるんですが、
    自分の倍も給料もらっておきながら、つまらんこと言ってんなーって思うことが多々ありました。
    今度飲みの席で小遣い云々言っていたらはちさんの言葉をおかりします!

    • hachi より:

      会社の羊 様

      こんな小さなブログを発見いただきありがとうございます。感謝です。

      「小遣いが少ないから」というのは会社の先輩方に多いですよね(笑)
      ちょうど私も昨日の飲み会で、50代の先輩が新人に対して「独身のお前らが一番金持っているんだよ…」とぶつぶつ言っているのを見かけました。

      新人にそんな夢が無いこと言うなよ…と思います。