正しい保険の選び方

お金
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社会人になったら、結婚したら、子供が出来たら…など、人生の様々なイベントごとに保険屋はやってきて、不安を煽って中身も分からない保険に加入させられてしまいます。保険に入りすぎて生活が苦しいなんて、どうしようもない状況に陥ることすら考えられます。

保険で資産運用は適切か

資産運用手段の一つとして、日本では各種保険も選択肢の一つとして好まれています。死亡した時の保障を得ながら積み立てて、満期を迎えたら返戻金として戻ってくる。貯蓄と保障を兼ね揃えた、一見お得な商品が出ています。

保険を選ぶときに、大きく分けて掛け捨て型か貯蓄型を選ぶことになりますが、多くの日本人は貯蓄型を選んでいます。私の周りでも、貯金代わりに保険で積み立てている人が多いこと。

でもね、何で保険で資産運用をする必要があるのか、単純な疑問を抱くことはありませんか。なぜに死亡保険、医療保険に加入をしながら”資産運用”なんでしょう。世の中にはいろんな保険があります。なぜ医療保険、死亡保険と貯蓄が結びついたのはいつからですか。

海外旅行に行くとき、万が一の時のために旅行保険に入ることありますよね。その旅行保険に加入するとき販売員から「旅行保険で資産運用、貯蓄しましょう」と言われたら、アホかと思いませんか。

  • 貯蓄型自動車保険
  • 貯蓄型ゴルフ保険
  • 貯蓄型船舶保険

どれもピンときませんよね。自動車保険なんて人によったら何十年も払うのに、貯蓄型なんか聞いたことありません。

保険の本質とは

銀行預金が実質0%の時代において、少しでも利率があるのであれば、預金よりはましかもしれません。実際我が家も学資保険、外貨建て死亡保険に加入しています。正直米国債でよかったなと思いますが、妻のお金を原資にしているので口出しする気はありません。

外貨建て保険に苦情が殺到している件
一年ぐらい前から外貨建て保険については悪評が多く、本日の産経ニュースにも取り上げられていました。主に銀行窓口で販売される「外貨建て保険」をめぐり、契約者からの苦情が平成30年度に前年度比34・6%増の2543件に上ることが12日、分か...

そもそも保険の本質って何でしょう。私が考える保険とは、自身の支払い能力を大きく上回る万が一の事象が生じた場合に備えるためのものです。具体的には、事故や火災による他人への損害賠償などが代表的なものでしょうか。

漠然とした不安に保険をかけても仕方がありません。自身の支払い能力を大きく上回る万が一の事象が、自分の周りで具体的にどのようなものがあるか考える必要があります。

死亡のリスク

まず真っ先に思いつくのが、死亡でしょう。誰でも死は怖いもので、多くの人が何かしらの死亡保険に入っています。ここで大事なことは、誰が、いつ、どのように死ぬかです。

絶対にあってはならないことですが、子供が死ぬ場合、経済的な打撃はありません。よって子供に死亡保険をかける意味は無いでしょう。同じく、仕事をしていない妻が死ぬ場合も同じです。生活は大変になるでしょうが、経済的打撃は少ないです。葬式代?それ保険で賄うことかね。

備えなくてはならないのが、経済的に働かなくてはいけない状況で、働いている本人が家族を残して死ぬ場合です。ちなみに私の妻も現在は仕事をしていないので、私が死ぬことがこれに当てはまります。

死亡保険はいくらが妥当か

私が死んだ場合、間違いなく家族は経済的に困るでしょう。だから、私は死亡保険に加入しています。それは妻にとって、”自身の支払い能力を大きく上回る万が一の事象が生じた場合”に該当すると考えるから。

しかし、闇雲に高い死亡保険を掛けることも賛同しません。私が死んだからと言って、今現在私が得ている年収(900~1000万円)が定年までもらえる計算をされても困ります。そこは残念ながら生活スタイルを変える必要があります。

吟味した結果、私の場合は収入保障保険に加入しました。ざっくりと説明すると、私が死んだら妻が60歳になるまで、月々10万円(掛け金によって自由に変えられる)入る保険です。現在30代ですから、年間120万円×20年ちょっとで、今すぐ死んだ場合2500万以上の金額が貰える計算です。

しかし、50代で死んだ場合は、10年程しかもらえないのでトータル金額も少なくなるという保険ですね。本来死ぬ可能性が低い若い時に万が一のことがあった場合に保障が厚くなるという、実に合理的な保険です。ちなみに、掛け捨てで月3500円程度です。年払いしているのでもう少し安くなっていますね。

月10万では妻子が生活できないだろう!って?そりゃそうです。しかし私には現在年間150万円を超える配当金が振り込まれています。月10万円以上です。これに遺族年金(11万円程)を足せば、月30万円程度は税金を引いたとしても得られる計算です。非課税で30万円ですよ。やっていけるでしょう。いや、やっていけよ。

意味もなく死を恐れるのではなく、誰がいつ死んだらいくら必要になるかを考えて保険に入る必要があります。60超えて死亡保険に入る人とか意味が分かりません(相続税対策を除く)。高齢になれば人って死にますよ。死ぬのが当たり前なのに、万が一の保険を掛けるんですか

自身が加害者になるリスク

意図していなくてもとんでもない事故を起こしてしまうことはあります。本気で避けたいですが、一定の確率で起こってしまう。

  • 交通事故
  • 意図せず他人をケガさせた(自分の子供が友達をケガさせる場合も含む)
  • 火災

これは程度によっては”自身の支払い能力を大きく上回る万が一の事象”になるでしょう。交通事故が一番確率高いです。私は今のところ仕事でしか車を乗らないので、何かあっても個人で賠償する可能性は低いですが、一般のドライバーはその危険性はあります。それに備えるために自動車保険に入るのです。

また、街で人にぶつかってたまたま打ちどころが悪く相手が重症を負ったり、子供同士の喧嘩で当たり所が悪く大けがをさせるなど、日常にもリスクが潜んでいます。そんな場合の保険が日常生活賠償責任保険(個人賠償責任保険)と呼ばれる保険です。

そんな確率の低いこと考えてられるか!と思うかもしれませんが、確率が低くても起こるものは起こります。そしてそれが万が一というやつです。ほとんど起こらないんですよ。だからこそ、この手の保険はめちゃくちゃ安いです。

あまりにも安すぎて、自動車保険など他の保険の特約としてくっついていることがほとんどです。そして自分だけでなく、家族分も包括しているので、いかに起こる確率が低い事象に保険をかけているかが分かります。でも、起こってしまった時の賠償額はとんでもない金額になる可能性がある。

しかし、これが保険の本質でもあります。限りなく起こる確率は低いが、起こってしまったら大変なことになることへの保険です

病気のリスク

これも死亡保険と同じく、誰が、いつ、どのような病気になるかで変わってきます。漠然と恐れていても仕方がありません。ちなみに70歳を超えて医療保障を手厚くしようと思うと、相当高い金額を払う必要があります。

そりゃね、70歳超えたら病気のデパートですよ。とても万が一の事象には該当しない。多くの人が病気するのに、その病気を保険でカバーする民間医療保険会社は儲かるんでしょうか。儲かるんですよ。だってその分高額の掛け金を払わせているから。

高齢者にとんでもない掛け金を払わせるのが無理なのが分かっているので、若いうちから加入させて、人生の前半に多く支払ってしまえば高齢になったときに少ない掛け金で高い保障が得られるように仕組む。そしてそれを信じた人が新入社員から加入してしまうわけです。

高齢になったら病気します。しかし、それは民間医療保険でカバーしなければいけない病気なんでしょうか。若い人は病気なんてしないので、高齢になったらひたすら医療費がかかると怯えているのかもしれませんが、日本には世界最強と呼んでもいい、国民皆保険制度があるでしょう。

国民皆保険制度

企業に勤めている人は協会けんぽ、組合健保、自営業の人は国民健康保険に加入しているでしょう。これ、すでに相当優秀な医療保険なんですよ。多くのサラリーマンが給与天引きになっていて実感していませんが、新入社員の頃からしっかりと保険料を徴収されております。

私も大して病院なんか行かないのに、月々何万円取られているか…。完全に高齢者に吸い取られています。

詳しくない人でも、病院に行けば現役世代は自己負担3割で済むことは知っているでしょう。日本の良質な医療を受けても、3割の自己負担で済むんですよ。しかも東京でも田舎でも同じ金額です。高齢者なんか1~2割(収入による)ですよ。だから病気をしても国民皆保険制度が皆さんをがっちりと守ってくれます。

高額療養費制度

ちょっと待て!手術とかしたら最近の医療費は数百万かかることもあるって聞いたぞ!そんなお金ないじゃないか!という方、国は無策ではありません。ちゃんとフォローしていますよ。

※厚生労働省より拝借

お役所が作る資料って本当に分かりにくいですよね。ざっくり説明すると、一般的な年収世帯(370~770万円)だと、高額な手術を受けたとしても自己負担の最大は80,100円プラスαだということです。8万円の自己負担は確かに厳しいけど、払えない金額ではないでしょう。これも、万が一の話です。

いや、もし病気が長引いて毎月のような手術や、高額な薬剤を使わなければいけないときはどうなるんだ!?

それに関しても救済措置はあります。多数回該当と呼ばれるもので、上記の高額療養費制度を直近12ヶ月で3回以上適用されていれば、4回目からはさらに自己負担額が引き下げられます。大雑把に言うと、月8万円を3ヶ月間払っていたら、4ヶ月目からは約半額(44,000円の負担)になるという制度です。皆保険て素晴らしい。

ちなみに、大手企業で構成されている組合健保だと、この自己負担がさらに安くなる場合もあります。福利厚生の一環として、組合独自で定めているものです。私が勤める会社だと約2万円が自己負担の上限なので、これは会社員のメリットです。

それでも厳しい人はいるでしょう。それで厳しいと感じるのであれば、民間保険を加入して追加の補償を得るのもいいかもしれません。私の場合年収が770万円を超えるので、自己負担の上限は167,400円のレンジになります。これは多数回該当でも8万円強の自己負担なので、毎月、何年もとなれば厳しいですね。

hachi
hachi

うちの会社が定める自己負担の上限が無ければ、私も民間保険を検討しているかもしれません。

保険の原則を考えて加入しよう

保険は絶対に必要なものです。しかし漠然としたものに不安を感じ、何に対して掛けているか分からない保険はよくありません。どういう事象に対して保険を掛けているのか、その万が一の事象が起こったときにいくら必要で、加入している保険がどれほどのカバー力があるのか、それを考えなくてはいけません。

保険は住宅、教育に次いでお金がかかるものだと言われています(これも嘘)。それほどまでに高い買い物をするわけですから、真剣に考えていいはずです。今はネットでいくらでも情報が得られるので、たくさん調べて自身のライフスタイルにあった保険に加入しましょう。

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