S&P500の定期購入が一番優秀という現実

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株式投資をはじめて何年になりましょうか。当初は三井物産やトヨタなど、日本を代表する企業を大して調べもせずに配当利回りだけで購入し、資産の大部分を注ぎこんでいました。

その後米国株ブログ村に出会い、日米では株主還元意識に大きな差があることを知りました。同じメジャーな企業でもコカ・コーラやP&Gのほうが長期的に右肩上がりに株価が上がること、毎年のように増配していることを知り、日本株を徐々に売り払い米国株個別株にシフトしていきました。

私は米国株は買う一方で売っていないので、当時購入した銘柄は今でも保有していますし(P&G,KO,MOなど)、個別株も多くが配当金を受領しながらさらに含み益も乗っています。

hachi
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アルトリアだけが不良在庫だけど

個別株にはロマンがあるが、長期的にはリスクを感じる

アップル、コカ・コーラ、P&Gなど様々な銘柄を保有しており、長期的に保有しているのでおかげさまで大部分が含み益です(しつこいけどアルトリア以外)。

特に米国株を買い始めた当初主力として購入していたP&Gは1000万円投資して現在300万円以上の含み益が出ています。

しかしP&Gは昨年まで長らく株価が停滞しており、私はその時にどんどん買い増ししたから結果的にはよかったのですが、この先もビジネスの優位性が続くとは限らず、継続的に伸びていくかどうかは疑問です。

だって安価で高品質な消耗品がどんどん出てきますからね。いくらブランド力があるとはいえ、コカ・コーラみたいに「絶対にこの味じゃないとダメ!」という人は少ないでしょう。「いくら品質が良くて安価でもP&G以外信用しない!」って、ちょっと考えにくいですよね。

P&Gは大きく含み益が乗ってはいますが、売る気はありません。これ以上株価は上がらないかもしれませんが、配当金が払えないほど経営が悪化するとも思えないので、買い増しはせず今後はひたすら保有し続けるモードに入ります。

個別株って突き詰めていくと、今は絶好調でも10年後って本当に大丈夫なんだろうかと感じることがあります。

アップルだって今年に入ってから株価がV字回復しておりますが、昨年末のクリスマスあたりは「アップル帝国の崩壊、中国での売れ行き懸念、これ以上iPhoneが売れる理由はない」など、株価の急落に伴い悲観的な生地ばかり出ていました。

しかしふたを開けてみると完全にV字回復。「iPhoneが売れなくてもコンテンツで儲ける、インフラと化しているアップルのコンテンツ」みたいに、楽観論ばかりです。

hachi
hachi

振り回されるとろくなことないよね

S&P500で十分

私もS&P500はVOOで1000万円程保有しています(あとVYMも300万円程)。個別株にはロマンがありますが、やっぱり超長期的に見たときに個別企業の先行きは素人では見当つかないということがリスクとして挙げられます。

アップルは20年後どうやって収益を上げるのでしょう。P&Gの洗剤やコスメ商品は20年後も消費者の心を捉えているのでしょうか。

hachi
hachi

分かんないですよね

コカ・コーラは20年後…いやコカ・コーラは飲まれてるな(笑)

個別株の先行きは分かりませんが、米国の一流企業群として見た場合、20年後も順調に成長していることは想像できます。

高配当、高成長の個別株に比べたら配当利回りや株価上昇のスピードは緩やかですが、私が保有しているVOOも十分に利が乗っています。はらはらドキドキして個別株を保有するより、S&P500を定期的に(タイミング投資ではない)購入していくのが一番いいのではないかと感じています。

それならいちいち決算報告のたびに浮き沈みしなくていいし、不正会計発覚やJNJのような訴訟リスク、タバコの規制強化などに怯える必要はありません。

hachi
hachi

どれだけ優秀な企業でも、やはりダメになるときはダメですからね…。

今後しばらくはVOOかVYMのどちらかを買い増しし続けようと考えています。私のような凡人投資家にはそれがいいのかもしれない。

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