私も前の会社に入社したての頃、「若いうちは多少無理してでもいい時計を買え」、「若いうちにいい物食べておけ」、「20代は貯金なんかせず自己投資だ!」とさんざん言われてきました。
そんなものなのかな…と思って、無理して興味もないくせに時計屋に行ってみたり、ブランド品を見てみたり、友人がサーフィンが趣味でそれ用の車を買っているのを見て「俺も…」とパンフレットを取り寄せてみたり、色々考えました。
しかし、どうしても興味がわかず時計も車も買いませんでした。ブランド品は少し買ったかな。
そして、振り返って思うのが、やっぱり買わなくてよかった。
散々自己投資してきたおっさん、今どうよ
若いうちにバブルの経費でいい物食べて、多少無理していい車、時計を買って、「自己投資」してきたおっさんたち、今どうよ。その自己投資が収入の増加につながっているか。
一部の飛んでもない化け物たちは、そのまま豪遊しながら本当に昇格しまくっています。
ただその人たちって、別にいいもの食べたから、いい車に乗ったからというより、もう醸し出しているオーラが一般人のそれと違うんですよ。
多くの一般人は、「昔こんないいものを食べた」、「俺たちの時代は無理してでもいい車に乗って・・・」と、”自己投資の昔話”を飲み会で披露するだけに終わっているでしょ。特にターゲットにされるのが新人君。
私も若いころ何度聞かされたか…。累計で数百時間は聞かされてるよ。苦痛でしかない。
自己投資は収入増加につながるものを
美味しいものを食べるなとか、時計を買うなとか、最近流行りの「若いうちからETFだ!」みたいなことを言うつもりはありません。
むしろ収入が少ないうちからあまり節約→投資みたいなことをしていても、仕事のモチベーションが保てないかもしれません。私のように節約がモチベーションになればいいですが。
人生は楽しむためにあるし、「貰った分使うぜ!」というのもいいと思います。知り合いの若い子にもそういう生活している人がいますが、生き生きしてて清々しいですよ。
自己投資したいと思うなら、何かしら収入の増加につながるもの、直接収入増につながらなくても、他人が取りにくいスキルを身に着けたほうがいい。
私の場合、図らずも英語が一般的なサラリーマンよりできることが、直接的ではないけど間接的な収入増加につながっています。
TOEIC950、英検1級持っているだけで勝手に評価が上がるという、お守りみたいな仕組みなんです。仕事では一切使わないけどね。
高学歴、MBA、ずば抜けた英語力、圧倒的な読書量などが見て取れる”化け物おじさん”が言う、「若いうちは自己投資しろよ」は本物ですし、本当にそうだと思います。
ただ、その辺にいるおっさんが言う「若いうちは自己投資だ!」というのは信じてはいけません。それはただの”昔はよかった自慢”です。
自己投資してきて…今どうですか?と聞いてみてください。いや、私は怖くて聞けんけど(笑)
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