米国株は売らないと言い続けていましたが、先日VOOの比率を高めるために、個別銘柄で投資額が大きい3銘柄(PG,MO,KO)を30%程度処分いたしました。
P&Gとコカ・コーラは含み益で、むしろ好調な上に配当金を支払ってくれる黄金銘柄になっていたのですが、個別銘柄で1000万円以上保有することに恐怖を感じ、一部VOOに組み替えました。
そして保有銘柄で圧倒的な含み損を叩き出していた問題児のアルトリアも一部処分し、含み益と含み損が相殺されております。
PGとKOの好調を吹き飛ばしてくれる、本当に残念な銘柄だよ( ゚Д゚)
MOの含み損は100万円残っているが、気にならなくなった
それなりに処分はいたしましたが、まだ全部は売っていません。今後も個別銘柄は一定数残す予定なので、MOもすべてを売る気はありません。
現在も含み損100万円をキープしており、市場が好調にもかかわらず独自路線を突っ走ってくれています。
しかし、MOの保有株数を下げて感じたことは、「気が楽になった」と言うこと。今まで売らないとどこか意地になっていたところがありましたが、売ってしまえば心がスッキリしました。
含み損は100万円残っていますが、この程度であれば今のところ気になりません。そして、高配当株を手放したことにより、今まで順調に積みあがってきた年間配当金受領額も、はじめて前年比マイナスになる予定です。
それも全く気になりません。配当金は今でも好きですが、そこまでこだわる必要が無いと感じたときから、配当金受領額を指標にするのはやめました。
ちなみにアルトリアも売った後に少し株価が回復していますが、売却したことに全く後悔はありません。そりゃもう数日間待って売ればベストだったかもしれないけど、それは博打的な要素なので諦めます。
今後も段階的に個別株を処分してVOOに組み替えていきます。
MOなんかに固執せず、さっさと処分しておけばよかったよ。こういう決断の遅さが凡人なんだろうね。売ってスッキリしたと言うことは、持つべきでは無かったんだろう。
資産が増えたかどうかが唯一の絶対的な指標
配当金も中毒性があって、株数が増えれば如実に年間で貰える配当金が増えるし、「目に見える成果」として分かりやすいです。
極端な暴落にさえ見舞われなければ、投資が成功していることを実感できるし、何より労働収入に頼っている一般労働者にとって、働かずして得られる配当金は格別の魅力がある。
これ、配当金が増えてきたら働かなくてもよくなるんじゃね?と思わせてくれる甘い誘惑なのです。
その一面も確かにあるのですが、配当金のみを盲目的に追いかけて、株価が下がって含み損になっているのに「更に安く買い増せるからラッキー♪」なんて言い始めたらちょっと気を付けたほうがいい。
含み損なんて絶対ラッキーじゃねーよ( ゚Д゚)
配当金が悪いと言っているわけではなく、配当金のみを指標にして、含み損になっているのに「貰える配当金が増えたから成功している」と考えるのは間違いでしょう。
投資をして資産が増えたかどうかが、唯一絶対的な指標です。
「投資をして資産が増えましたか?」という問いに、即答で「Yes」と答えられた方は成功です。
「いや、実は含み損なんだけど今の時期は仕方なくて」みたいな言い訳が先に来る方は、失敗しています。私はアルトリアに投資をして失敗しました(笑)
こんなシンプルなことに気づくのに何年かかったことやら…。情けない限りです。
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