持ち家か賃貸か、恐らく一般労働者にとって家は一番大きな買い物(投資)になると思うので、どちらを選択するかは悩ましいところです。
結婚したタイミング、子供が出来たタイミングや、転勤で僻地へ飛ばされて妻子を連れていけないため購入して自分は単身赴任など、人生の大きなイベント時に「えいやっ!」と買う人が多いのではないでしょうか。
ちなみに私の親は、住んでいた賃貸マンションの住人と揉めて、「もういやだ!」と一戸建てを建てることを決意しました。今から20年以上前のはなしで、私も当時のことは覚えています。
両親は今でもその家に住み、私の兄が相続する予定だそうです。将来住むつもりなのかなー。私は全く住みたいなんて思わないけど。
可能な限り賃貸で粘りたい
新築の分譲マンションや戸建ては素敵だと感じるし、いいなと思うこともありますが、私は可能な限り賃貸で粘りたいと考えている方です。
一番の大きな理由は、適宜転勤をしているうちは会社が家賃の75%を負担してくれるから。敷金礼金や更新料も会社持ちなので、それなりのマンションに低価格で住めます。
今のマンションも家賃15万円ぐらいですが、私が払っているのは45000円程度です。少しでも多くの投資資金を捻出したい労働者にとって、こんなにありがたい話は無い。
いずれ労働者は卒業したいと思っていますが、仕事をし始めて10年程、ずっと会社負担に家賃を負担してきてもらっているので、この制度になれてしまうと自分で家賃を満額払うのが嫌になります(笑)
転勤を前提としない仕事をしている人にとって、会社の都合で行きなり縁もゆかりも無い土地へ引っ越しをさせられることは考えられないと思います。
実際私の妻の父親などは、祖父の時代から一度も住民票を変えていないほどの地元人間で、結婚して6年で既に2回も会社命令で転勤している私を見てびっくりしています。
しかし私は父親が転勤が当たり前だったので、子供のころからそれが当たり前だと思っていました。
どちらがいいかは分かりません。義理父を見ていて、地域に根付くのも素敵だと感じるようになってきました。
家を買うならいつのタイミングがいいか
ベストなタイミングなどありません。欲しいと思うタイミングはそれぞれでしょう。私は少なくとも今は欲しいと思いません。
しかし、子供が大きくなって今の賃貸マンションでは手狭になったとき、考えなくてはいけないかもしれません。
ただ、「手狭だから」と言う理由で、生涯住み続ける家を買っていいのかと言う疑問が残ります。
だって子供はいずれ巣立ちますよ?
色んな理由でプライバシーが必要になり、個別の部屋を与えないといけないのは小学校高学年ぐらいからでしょうか。そこから大学生、もしくは仕事をし始めるまでの期間、長くても10年ちょっとで子供は出ていくかもしれません。
いや、出て行けよ。
子供が出て行ったあと、その広い家って単なる物置と化すでしょう。私の両親の家も、私が使っていた部屋は完全に物置になっています。
妻の両親の家は田舎の大きな家なので、家の半分は物置です(笑)
そう考えると、広い部屋が必要な期間というのは限られている。この期間のためだけに家を買うのは合理的なのだろうか。
私たち夫婦は物が多いのが好きでは無く、できるだけコンパクトにまとめたいと考えています。子供が巣立った後に子供部屋がずっと物置になっているのは嫌です。
住む場所、サイズなどはその時々に適したものがあって、仕事や子供の年齢に大きく左右される。
子供が巣立った後に、夫婦用として家を買う
私が今考えている家を買うタイミングは、子供が出て行ったタイミングです。あとは夫婦だけの生活を考えて場所、サイズを決めたらいい。子供がもし泊まりに来るときにスペースを確保できる程度の家でいいわけです。
私達の性格上、絶対広い家は要らない(笑)
子供が巣立つのは、早くて今3歳の子が大学に通う15年後。私は50歳を超えています。仕事は辞められているだろうか。そして50歳を超えたらローンって組めるの?もう厳しいよね(笑)
ましてや仕事を辞めていたら、無職の50歳がローンを組むなんか絶対無理よね(笑)
ただしこのプランの場合、10年間ぐらいは割高な賃貸にて、予算オーバーの広い家に住む必要が出てくるでしょう。今の賃貸マンションのサイズで中学生、高校生になった子供と同居できるとは思えない。
もし大学入学のタイミングで出て行ったとしても、その時はその時で子供の下宿代とか生活費を負担しなければならないのか。
あれ…考えたらまだまだめっちゃお金が必要だ!
やっぱり住居費って絶対に必要だし、設定金額によって生活がめちゃくちゃ変わるから、悩ましいですね。答えは出ないけど、ちゃんとイメージはしておこう。
コメント