決算内容が悪かったアルトリアと、原油価格の下落の影響もありエクソンモービルが下げ止まる気配を見せません。XOMはこの1~2ヶ月、MOに関しては2017年頃から弱気トレンドが続いております。
一方で昨年の年頭にたたき売られたいわゆるハイテク株のマイクロソフトやアップルの勢いはどこまで続くのか。もはや異次元の世界です。
明暗がはっきり出ている銘柄たち
私はMO、XOM、AAPL、MSFT全て保有しているのですが、明暗がはっきり出すぎて酷いです。
購入時期も保有株数もそれぞれ違うので直接比較に意味は無いかもしれませんが、どれも何年も保有している銘柄ばかりです。
特に保有株数が多いMOの含み損が酷い…。高配当って何?と再考させられる銘柄の一つです。
私は他にも色々個別銘柄を保有しており、おかげさまで多くの銘柄が大きく含み益なので、MOとXOMの含み損を相殺しても大きくプラスになっているため気にしておりませんが、もしもMO、XOMに集中投資をしていたらと思うとぞっとします。
これだけ米国市場に活気があるのに、自分だけ大幅に赤字って悲しいですよね。
市場が悪いなら諦めもつくが、市場がいいのにマイナスは辛い
世界的に景気が後退し、米国市場からどんどん資金が逃げているときなら米国に投資しているものとして受け入れなければいけませんが、これだけ米国市場に活気があるなか「自身の保有株のみ」真っ赤だと本当に辛いでしょう。
もちろん、長期投資を前提にしていて、「高配当再投資戦略」を取っているのだから「こんなときこそ買い増ししていたらいずれ逆転する!」というのは勝手ですが、実際ここまで差がつくとその信念も揺らいでくるのではないでしょうか。
ビットコインなどと比較してリターンが少ないならまだしも、同じ米国の優良企業に投資しているのにこのリターンの差はきついでしょう。
銘柄選択に自信が無い凡人こそVOOを中心に買う
昨年年頭より、いやウォーレンバフェットが買ったころからAAPLやMSFTに集中投資できるような猛者はどんどん選択して稼げばいい。それは才能、知識、経験、度胸のある人の行動だから高額なリターンを得ても正当な報酬です。
もしそういう自信が無いのであれば、素直にVOOを買いましょう。VOOを買っていれば、少なくとも「米国市場が大盛況なのに自分だけ取り残されている」ことは無くなります。
いわゆるハイテク銘柄が大盛況だけど自分の資産はそれなり・・・はありえます。それが今の状況です。
そして市場から資金が逃げて景気が後退するときは、VOOも同様に下がります。ディフェンシブが組み込まれているから打撃が少ないなんて、多少はあるかもしれませんが下がるときは容赦なく下がります。
しかしそれは一部の猛者は早めに資金を撤退させて逃げていても、凡人はどうせ食らう打撃です。みんな下げているんだから諦めもつくでしょう(笑)
みんな下げているのにVOOの下落すら怖くて無理だ!というのであれば、それは「自身の器に対して投資金額が大きすぎるから」です。
私はもはや含み益に乗った税金を払いたくないので今更個別株を売ることはしませんが、今後しばらくはおとなしくVOO(もしくはVYM)を買い続けて、市場平均リターンで満足することにします。
それにしてもJTといいMOといい、ここ数年タバコ銘柄に投資した人はあまりいい思い出来ていませんね。私も然りです。
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